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ニュースリリース
  • No.sh0312(2020/2/13)

サントリーホール オペラ・アカデミーコンサート

昨年の公演より

特別研修会の様子

ジュゼッペ・サッバティーニ率いるオペラ・アカデミー
プリマヴェーラ・コース第5期生、アドバンスト・コース第4期生が1年目の研鑽成果を披露

 サントリーホールは、「サントリーホール オペラ・アカデミー」にて日ごろ研鑽を積んでいる受講生の成果を発表する「オペラ・アカデミー コンサート」6月2日(火)にブルーローズ(小ホール)で開催します。
 「サントリーホール オペラ・アカデミー」は、ホール・オペラ®のために来日した世界のトップ・アーティストから直接学べる場を提供する目的で1993年に発足しました。世界的な指揮者やコレペティトゥア、歌手によるレッスンを受けるのみならず、アカデミーのメンバー同士が互いのよき「耳」となり、歌を聴いて意見を述べることで啓発しあう研修会のスタイルが大きな特長となっています。
 2011年秋より、元世界的テノール歌手で指揮者・声楽指導者のジュゼッペ・サッバティーニエグゼクティブ・ファカルティに迎え、基礎を学ぶ「プリマヴェーラ・コース」と深い表現・解釈を学ぶ「アドバンスト・コース」の2コース制を設けています。「プリマヴェーラ・コース」は、発声の基本からベルカント唱法、イタリア古典歌曲、室内歌曲および古典派オペラなどの基礎を学んでいきます。また上級クラスである「アドバンスト・コース」は、オペラの役を通して深い表現・解釈を学びます。現在、「プリマヴェーラ・コース」は第5期生が9名(うち3名は前期より継続)、アドバンスト・コースは第4期生が2名在籍しています。2019年6月から21年5月まで、エグゼクティブ・ファカルティの特別研修会(年3回程度)、またサッバティーニの指導に基づいたコーチング・ファカルティによる定例研修会(月2回程度)において、厳しいトレーニングを積んでいきます。今回のコンサートでは、1年目の研鑽の成果として、イタリア古典歌曲とオペラ・アリアを披露します。
 サッバティーニの薫陶を受けた若き音楽家たちの瑞々しい音楽に、どうぞご期待ください。

[チケットのお申し込み・お問合せ]
 サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日除く)
 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
 サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 http://suntory.jp/HALL/

― 記 ―

サントリーホール オペラ・アカデミーコンサート
Suntory Hall Opera Academy Concert

【日時】2020年6月2日(火)19:00開演(18:20開場)

【曲目・出演】※曲目詳細は公演直前に発表予定
イタリア古典歌曲
出演:プリマヴェーラ・コース第5期生 The Members of the 5th Primavera Course
 ソプラノ:嵐田美穂、岡 莉々香、久津見れい、萩野久美子、深澤優希、三戸はるな
 Miho Arashida, Lirica Oka, Rei Kutsumi, Kumiko Hagino, Yuki Fukasawa, Haruna Mito, Soprano
 テノール:石井基幾、頓所里樹 Motoki Ishii, Riki Tonsho, Tenor
 ピアノ:横山 希 Nozomi Yokoyama, Piano

オペラ・アリア
出演:アドバンスト・コース第4期生 The Members of the 4th Advanced Course
 ソプラノ:木和田絢香、小寺彩音 Ayaka Kiwada, Ayane Kodera, Soprano
 ピアノ:古藤田みゆき(コーチング・ファカルティ) Miyuki Kotouda, Piano (Coaching Faculty)

プロフィールはこちら

【チケット料金】自由2,000円
【会場】サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
【主催】サントリーホール
【協賛】リベラ株式会社

【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売 2月20日(木)10時~2月26日(水)
一般発売 2月27日(木)10時~
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/(24時間受付)
 ※メンバーズ・クラブは要事前登録(会費無料・WEB会員は即日入会可)
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00、休館日を除く)
サントリーホール窓口(10:00~18:00、休館日を除く)
 ※先行期間中は窓口での販売は致しません。
チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード:173-793]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード:33926]


≪ご参考≫ サントリーホール オペラ・アカデミーの理念
 1993年の設立当初からオペラ・アカデミーに携わっているサッバティーニは、“技術は歌の表現に奉仕するもの”、“歌は言葉と音楽の両方の意味を表現すること”を歌唱法の極意に、エグゼクティブ・ファカルティとして指導にあたっています。天羽明惠、野田ヒロ子(ソプラノ)、櫻田 亮、今尾 滋(テノール)、増原英也(バリトン)、古藤田みゆき(ピアノ)、さらに今期より森田 学(イタリア語指導)を加えたコーチング・ファカルティは「お互いの耳になる」を理念に、「全員先生、全員生徒」の立場で、受講生とともに声楽全般の勉強に取り組んでいます。
 また、本アカデミーの特長として、受講生には「発表の場」も広く提供しています。昨年はプリマヴェーラ・コース第4期生とアドバンスト・コース第3期生を中心に、直近の修了生とコーチング・ファカルティを加えたキャストで、オペラ『フィガロの結婚』を上演しました(2019年2月11日、13日 サントリーホール)。ブルーローズ(小ホール)の親密な空間での、若手キャストによる活き活きとした歌唱と演技は大変高い評価を得ました。この舞台を経てアカデミーを修了した若き歌手たちは、更に各々のキャリアを歩んでいます。

2019.2.11,13  オペラ・アカデミー公演 モーツァルト:オペラ 『フィガロの結婚』

※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/

ファカルティ プロフィール
エグゼクティブ・ファカルティ Executive Faculty
■ジュゼッペ・サッバティーニ Giuseppe Sabbatini
世界的テノール歌手の活動を経て指揮者・声楽指導者に転向。指揮ではヨーロッパ、日本を中心に世界各地で活動し、マリエッラ・デヴィーアら一流歌手と共演。声楽指導者としては、母校のサンタ・チェチーリア音楽院(ローマ)やヴェルディ音楽院(ミラノ)、イタリア国立ラティーナ音楽院などで教鞭を執るほか、主要な国際コンクールの審査委員を歴任。

コーチング・ファカルティ Coaching Faculty
■天羽明惠(ソプラノ) Akie Amou, Soprano
東京藝術大学卒業。文化庁派遣芸術家在外研修員としてシュトゥットガルトに留学。1995年ソニア・ノルウェー女王記念第3回国際音楽コンクール優勝。その後ドイツを拠点とし、ヨーロッパ各地の歌劇場や音楽祭に出演。幅広いレパートリーを持ち、数多くの公演で主要な役を演じている。ソリストとしても、サヴァリッシュ、デュトワ、小澤征爾らの指揮で国内外のオーケストラと共演。超絶的なコロラトゥーラとリリックな声をあわせ持ち、内外で高い評価を得ている。95年第6回五島記念文化賞オペラ新人賞、99年度アリオン賞、2003年第14回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。

■野田ヒロ子(ソプラノ) Hiroko Noda, Soprano
東京音楽大学卒業、同大学研究生修了。東京国際声楽コンペティション優勝。1998年ブダペスト国際声楽コンクール第2位。ハンガリー国立劇場『ラ・ボエーム』ミミ役でオペラ・デビュー。第38回日伊声楽コンコルソ優勝。2003年藤原歌劇団公演『椿姫』でヴィオレッタ役に抜擢され絶賛を博した。以後、『カルメン』ミカエラ役、『こうもり』ロザリンデ役、『道化師』ネッダ役、『アイーダ』『トスカ』題名役などで好評を博している。また、宗教曲などのソリストとしても活躍。その豊かな音楽性とコントロールされた歌唱は高く評価されている。藤原歌劇団団員。東京音楽大学非常勤講師。

■櫻田 亮(テノール) Makoto Sakurada, Tenor
東京藝術大学大学院修士課程修了。イタリアのボローニャ音楽院に学ぶ。2002年ブルージュ国際古楽コンクール第2位(声楽最高位)。ソリストとしての多彩な活動に加え、イタリア初期バロック・オペラのスペシャリストとしてヨーロッパ各地で活躍。国内では01年新国立劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ役、06年サントリーホール ホール・オペラ®『トゥーランドット』ポン役、08年北とぴあ国際音楽祭『騎士オルランド』メドーロ役など多数の公演に出演。バロックから古典派の作品をレパートリーとし、その端正かつ正確な歌唱で好評を博している。日本イタリア古楽協会運営委員長。二期会会員。東京藝術大学准教授。

■今尾 滋(テノール) Shigeru Imao, Tenor
東京藝術大学大学院博士課程修了。ブダペスト国際声楽コンクール・ファルスタッフ部門第2位(最高位)。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアに留学。長くバリトンとして活動していたがニコラ・ルイゾッティの勧めでテノールに転向。2010年に『ヴァルキューレ』のジークムントを歌って再デビューした。以後ジークフリート(あらかわバイロイト)、イズマエーレ(二期会)、アイゼンシュタイン(サントリーホール)などを歌い、第二のキャリアを着実に築いている。二期会会員。日本声楽アカデミー会員。東京藝術大学および国立音楽大学非常勤講師、福島大学准教授。著書(共著)に『アリアで聴くイタリア・オペラ』(立風書房)。

■増原英也(バリトン) Hideya Masuhara, Baritone
東京藝術大学大学院修士課程修了。2008年『ファルスタッフ』フォード役でオペラ・デビュー。以後、『チェネレントラ』『ラ・トラヴィアータ』『リゴレット』『仮面舞踏会』『シモン・ボッカネグラ』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』など多数のオペラで主要な役を演じる。10年よりイタリア留学。パルマのテアトロ・レージョでは『結婚手形』ズルック役、韓国大邱オペラフェスティヴァルでは『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ役で出演。14年イタリア国立パルマ音楽院 アッリーゴ・ボーイトを最高位で修了後、帰国。日生劇場『セビリアの理髪師』バルトロ役、二期会『トスカ』スカルピア役を務める。二期会会員。

■古藤田みゆき(ピアノ) Miyuki Kotouda, Piano
日本大学芸術学部音楽学科ピアノ科卒業。東京二期会、藤原歌劇団などのオペラ団体で音楽スタッフとして経験を積む。1993年から2010年までサントリーホール「ホール・オペラ®」のチーフ音楽スタッフを務め、世界的な指揮者や歌手から厚い信頼を得た。国内外のコンクール、音楽祭、マスタークラスにも招かれている。また、オーケストラ・パートをピアノ一台で演奏するオペラ全曲公演に数多く出演するほか、声楽の共演者として、リーダーアーベントをはじめリサイタルやコンサートでも活躍している。

■森田 学(イタリア語指導)Manabu Morita, Italian language Instructor
東京藝術大学卒業。バス歌手として、カルロ・フェリーチェ劇場アウディトーリウム『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンソ役でデビュー。これまでセルバンテス芸術祭『夕鶴』惣ど役、セヴラック音楽祭『風車の心』粉挽きの老人役などに出演した。また2019年にはトラエッタ音楽祭に招聘教授として招かれヴェストラウト歌曲を演奏し、Degressione MusicよりCDが発売されている。1997年よりボローニャ大学大学院やパガニーニ研究所で研究活動を行い、現在は後進の指導(舞台発音発声)にあたっている。『イタリアのオペラと歌曲を知る12章』(東京堂出版)、『イタリアの詩歌』(三修社)、『イタリア語のルール』(白水社)など、著書・翻訳書が多数ある。


以上