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ニュースリリース
  • No.sh0308(2019/12/10)

サントリーホール オペラ・アカデミー修了生によるオペラティック・コンサート

2018年のオペラティック・コンサートより

オペラ・アカデミー修了の新進歌手7名とコーチング・ファカルティによるコンサート
バロックからロマン派までの名オペラのアリアや重唱をたっぷりと

 サントリーホールは2020年3月13日(金)19:00より、ブルーローズ(小ホール)で、サントリーホール オペラ・アカデミー修了生によるオペラティック・コンサートを開催します。

 若き声楽家およびピアニストを対象に“研鑽の場”と“演奏の場”を提供する「サントリーホール オペラ・アカデミー」。今回のコンサートでは、2011年以降、本アカデミーのエグゼクティブ・ファカルティをつとめるジュゼッペ・サッバティーニの薫陶を受けて優秀な成績で修了した7名の新進歌手が、コーチング・ファカルティとともに、バロックからロマン派までの名オペラのアリアや重唱をたっぷりとお届けします。本アカデミー公演でおなじみの朝岡聡が曲間にききどころをわかりやすくご案内する、このオペラティック・コンサートは2018年に初開催し、好評を得ました。今後は、オペラ・アカデミーによるオペラ公演と一年おきの実施を予定しています。ブルーローズ(小ホール)の親密な空間で、次代のオペラ界を担う若手キャストによる活き活きとした歌唱をお楽しみください。

 サントリーホール オペラ・アカデミーは、ホール・オペラ®のために来日した世界のトップ・アーティストから直接学べる場を提供する目的で1993年に発足しました。世界的な指揮者やコレペティトゥア、歌手によるレッスンを受けるのみならず、アカデミーのメンバー同士が互いのよき「耳」となり、歌を聴いて意見を述べることで啓発しあう研修会のスタイルが大きな特徴となっています。2011年秋より、元世界的テノール歌手で指揮者・声楽指導者のジュゼッペ・サッバティーニエグゼクティブ・ファカルティに迎え、現在は基礎的なテクニックの習得を目指す「プリマヴェーラ・コース」と、同コース修了生がさらに深い音楽表現を磨くための「アドバンスト・コース」の2コース制となっています。

 サントリーホールは、次世代を担う若手音楽家を支援する「ENJOY! MUSIC プログラム」の柱のひとつとして、学業期を終えてプロフェッショナルを目指す若手音楽家、すでにプロフェッショナルとして歩んでいる音楽家を対象に、育成と演奏の場を提供する「サントリーホール アカデミー」を、オペラと室内楽の二部門で開催しています。

[チケットのお申し込み・お問合せ]
 サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日を除く)
 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB  http://suntoryhall.pia.jp/
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
 サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1  http://suntory.jp/HALL/

― 記 ―

サントリーホール オペラ・アカデミー修了生による
オペラティック・コンサート
Operatic Concert
by the Alumni of the Suntory Hall Opera Academy

【日時】2020年3月13日(金) 19:00開演(18:20開場)

【会場】サントリーホール ブルーローズ(小ホール)

【出演】
ソプラノ:佐藤優子、保科瑠衣、迫田美帆、大田原 瑶、金子 響
Yuko Sato, Rui Hoshina, Miho Sakoda, Yo Otahara, Kyo Kaneko, Soprano
メゾ・ソプラノ:細井暁子 Akiko Hosoi, Mezzo-Soprano
テノール:石井基幾 Motoki Ishii, Tenor
テノール:櫻田 亮 Makoto Sakurada, Tenor (コーチング・ファカルティ)
バリトン:増原英也 Hideya Masuhara, Baritone (コーチング・ファカルティ)
ピアノ:古藤田みゆき Miyuki Kotouda, Piano (コーチング・ファカルティ)
ナビゲーター:朝岡 聡 Satoshi Asaoka, Navigator

音楽統括:ジュゼッペ・サッバティーニ Giuseppe Sabbatini, Music Director (※出演予定はございません)

プロフィールはこちら

【曲目】
ヘンデル:オペラ『アルチーナ』HWV 34 より「また私を喜ばせに来て」
George Frideric Handel: “Tornami a vagheggiar” from Alcina, HWV 34
ベッリーニ:オペラ『カプレーティ家とモンテッキ家』より「こうして、婚礼の衣装を着せられ…ああ幾たびか」
Vincenzo Bellini: “Eccomi in lieta vesta … O quante volte, oh quante” from I Capuleti e i Montecchi
ヴェルディ:オペラ『ファルスタッフ』より「アリーチェ、メグ、ナンネッタ」
Giuseppe Verdi: “Alice. Meg. Nannetta” from Falstaff
プッチーニ:オペラ『ラ・ボエーム』より「さようなら、朝の甘い目覚めよ」
Giacomo Puccini: “Addio dolce svegliare alla mattina!” from La Bohème

【主催】サントリーホール
【協賛】リベラ株式会社
【助成】
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
【チケット料金】指定 4,000円 

【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売 2019年12月12日(木)10時~12月18日(水)
一般発売 2019年12月19日(木)10時~
 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/(24時間受付)
  ※メンバーズ・クラブは要事前登録(会費無料・WEB会員は即日入会可)
 サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00、休館日を除く)
 サントリーホール窓口(10:00~18:00、休館日を除く)
  ※先行期間中は窓口での販売は致しません。
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード: 170-762】
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード: 35310】

※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/


【プロフィール】
■ソプラノ:佐藤優子 Yuko Sato, Soprano
東京音楽大学大学院オペラ研究領域首席修了。二期会オペラ研修所第54期マスタークラス修了。サントリーホール オペラ・アカデミー プリマヴェーラ・コース第1期修了。平成27年度五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。オペラでは、2013年東京二期会『ホフマン物語』オランピア役、14年オペラ・アカデミー公演『愛の妙薬』アディーナ役、15年東京二期会『リゴレット』ジルダ役、15年~17年セイジ・オザワ松本フェスティバル『子どもと魔法』火、お姫様、ナイチンゲールの3役、16年日生劇場『後宮からの逃走』コンスタンツェ役などに出演し、いずれも絶賛を浴びた。コンサートソリストとしても活躍。16年よりイタリアのヴェローナを拠点に研鑽を積んでいる。二期会会員。

■ソプラノ:保科瑠衣 Rui Hoshina, Soprano
東京藝術大学大学院音楽研究科独唱専攻修了。サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第1期修了。2017年よりイタリア国立パルマ音楽院 アッリーゴ・ボーイトにて研鑽を積んでいる。日本では16年3月に立川市民オペラ『ラ・ボエーム』ムゼッタ役でオペラ・デビュー。また、19年にはヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場のシーズン公演、モーツァルトのオペラ『シピオーネの夢』リチェンツァ役でイタリア主要歌劇場デビューを果たす。イタリア各地でコンサートや音楽祭に多数出演。宗教音楽のソリストとしても活躍しており、20年5月にはサンタ・チェチーリア国立管弦楽団とヴィヴァルディのオラトリオで共演予定。

■ソプラノ:迫田美帆 Miho Sakoda, Soprano
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第2期修了。第13回東京音楽コンクール第2位。第86回日本音楽コンクール入選。2019年オペラ・アカデミー公演『フィガロの結婚』に伯爵夫人役で出演のほか、同年4月には藤原歌劇団公演『蝶々夫人』で題名役を、11月にはヴァッレ・ディトリア音楽祭との提携公演『貞節の勝利』で主役のリッカルド役を務め、いずれも好評を博した。ソリストとしては、サッバティーニ指揮のもとロッシーニ「小荘厳ミサ曲」、ベートーヴェン「第九」のソプラノソリストなどを務めた。藤原歌劇団団員。

■ソプラノ:大田原 瑶 Yo Otahara, Soprano
2016年東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。18年東京藝術大学大学院音楽研究科オペラ専攻修了。多摩フレッシュ音楽コンサート2016最優秀賞受賞。第48回イタリア声楽コンコルソ ミラノ大賞受賞。17年藝大オペラ定期公演および19年オペラ・アカデミー公演『フィガロの結婚』に伯爵夫人役で出演。19年サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第3期修了。現在、イタリア国立パルマ音楽院 アッリーゴ・ボーイトに留学中。啓声会会員。

■ソプラノ:金子 響 Kyo Kaneko, Soprano
2012年国立音楽大学大学院オペラ・コース修了。二期会オペラ研修所第56期マスタークラス修了時、優秀賞および奨励賞受賞。第38回飯塚新人音楽コンクール第3位。15年杉並区立小中学校音楽鑑賞教室にて日本フィルハーモニー交響楽団と共演。19年オペラ・アカデミー公演『フィガロの結婚』にスザンナ役で出演し好評を博す。同年サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第3期修了。東京成徳短期大学非常勤講師。二期会会員。

■メゾ・ソプラノ:細井暁子 Akiko Hosoi, Mezzo-Soprano
2015年国立音楽大学大学院音楽研究科声楽専攻(ドイツ歌曲)修了。第26回日本ドイツ歌曲コンクール入選。第10回東京国際声楽コンクール第2位。サントリーホール主催レインボウ21 にてオペラ『オルフェウス』(森鴎外訳版)題名役に出演。国立音楽大学大学院オペラおよび19年オペラ・アカデミー公演『フィガロの結婚』にケルビーノ役で出演。19年サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第3期修了。群馬音楽協会会員。

■テノール:石井基幾 Motoki Ishii, Tenor
2016年東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞受賞。現在、同大学大学院音楽研究科声楽専攻在籍中。バリトン歌手として、第4回日光国際音楽祭声楽コンクール準大賞(第2位)受賞。第30回宝塚ベガ音楽コンクール第2位。オペラでは19年オペラ・アカデミー公演『フィガロの結婚』題名役、コンサートではベートーヴェン「第九」やフォーレ『レクイエム』などのソリストを務める。19年サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第3期修了。フェリス女学院大学非常勤副手。本公演でテノール歌手デビューとなる。

■テノール:櫻田 亮 Makoto Sakurada, Tenor
東京藝術大学大学院修士課程修了。イタリアのボローニャ音楽院に学ぶ。2002年ブルージュ国際古楽コンクール第2位(声楽最高位)。ソリストとしての多彩な活動に加え、イタリア初期バロック・オペラのスペシャリストとしてヨーロッパ各地で活躍。国内では01年新国立劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ役、06年サントリーホール ホール・オペラ®『トゥーランドット』ポン役、08年北とぴあ国際音楽祭『騎士オルランド』メドーロ役など多数の公演に出演。バロックから古典派の作品をレパートリーとし、その端正かつ正確な歌唱で好評を博している。日本イタリア古楽協会運営委員長。二期会会員。東京藝術大学准教授。サントリーホール オペラ・アカデミー コーチング・ファカルティ。

■バリトン:増原英也 Hideya Masuhara, Baritone
東京藝術大学大学院修士課程修了。2008年『ファルスタッフ』フォード役でオペラ・デビュー。以後、『チェネレントラ』『ラ・トラヴィアータ』『リゴレット』『仮面舞踏会』『シモン・ボッカネグラ』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』など多数のオペラで主要な役を演じる。10年よりイタリア留学。パルマのテアトロ・レージョでは『結婚手形』ズルック役、韓国大邱オペラフェスティヴァルでは『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ役で出演。14年イタリア国立パルマ音楽院 アッリーゴ・ボーイトを最高位で修了後、帰国。日生劇場『セビリアの理髪師』バルトロ役、二期会『トスカ』スカルピア役を務める。サントリーホール オペラ・アカデミー コーチング・ファカルティ。二期会会員。

■ピアノ:古藤田みゆき Miyuki Kotouda, Piano
日本大学芸術学部音楽学科ピアノ科卒業。東京二期会、藤原歌劇団などのオペラ団体で音楽スタッフとして経験を積む。1993年から2010年までサントリーホール「ホール・オペラ®」のチーフ音楽スタッフを務め、世界的な指揮者や歌手から厚い信頼を得た。国内外のコンクール、音楽祭、マスタークラスにも招かれている。また、オーケストラ・パートをピアノ一台で演奏するオペラ全曲公演に数多く出演するほか、声楽の共演者として、リーダーアーベントをはじめリサイタルやコンサートでも活躍している。サントリーホール オペラ・アカデミー コーチング・ファカルティ。

■ナビゲーター:朝岡 聡 Satoshi Asaoka, Navigator
慶應義塾大学卒業。テレビ朝日にアナウンサーとして入社し、各種スポーツ中継のほか「ニュースステーション」初代スポーツキャスターとして活躍。1995年フリーとなってからはテレビ・ラジオ・CM出演のほか、クラシックコンサートの企画構成や司会でもコンサート・ソムリエとして活動のフィールドを広げている。とくにオペラと古楽ではユニークな評論が注目を集めており、クラシックの語り部としても幅広く活動中。興味深い内容を軽妙な語り口で展開する独自の世界は、新しい芸術ファンのすそ野を広げる司会者として注目と信頼を集めている。日本ロッシーニ協会副会長。

■音楽統括:ジュゼッペ・サッバティーニ Giuseppe Sabbatini, Music Director
世界的テノール歌手の活動を経て指揮者・声楽指導者に転向。指揮ではヨーロッパ、日本を中心に世界各地で活動し、マリエッラ・デヴィーアら一流歌手と共演。声楽指導者としては、母校のサンタ・チェチーリア音楽院(ローマ)やヴェルディ音楽院(ミラノ)、イタリア国立ラティーナ音楽院などで教鞭を執るほか、主要な国際コンクールの審査委員を歴任。サントリーホール オペラ・アカデミー エグゼクティブ・ファカルティ。


以上