CMG 2015 出演公演より |
室内楽の祭典『チェンバーミュージック・ガーデン』の中核を担う
ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏を5回にわたり開催!
同曲をモチーフとした作品を、世界的な作曲家に委嘱・世界初演
サントリーホールは、6月2日(日)、5日(水)、8日(土)、11日(火)、13日(木)の5日間、「クス・クァルテット ベートーヴェン・サイクルI~V」をブルーローズ(小ホール)で開催します。
初夏の室内楽の祭典『チェンバーミュージック・ガーデン』(CMG)期間中に開催されるベートーヴェン・サイクルは、一つの弦楽四重奏団がベートーヴェンの弦楽四重奏曲を短期間に集中して全曲演奏する、世界であまり類を見ない名物企画です。2011年のCMG開始以来、世界各国の名だたる弦楽四重奏団が記憶に残る名演を繰り広げてきましたが、8回目となる2019年はヨーロッパを代表するクス・クァルテットが登場します。25年以上のキャリアを持ち、端正かつ精緻に磨き上げられたクリアなサウンドで、世界の著名なコンサートホールや音楽祭に招かれており、CMGには2015年以来2度目の出演となります。
このプロジェクトでは、出演する弦楽四重奏団が独自のこだわりを見せる全5回のプログラム構成に注目が集まりますが、クス・クァルテットはベートーヴェンの弦楽四重奏曲全16曲を、作曲された順番通りに取り上げて演奏していきます。そして親交の深い気鋭の作曲家ブルーノ・マントヴァーニに新曲を委嘱し、ベートーヴェンから着想を得た弦楽四重奏曲をシリーズの最終曲に配することで、過去から現代に至るベートーヴェンの旅を実現しようと意図しています。
クス・クァルテットは、数々の現代作曲家に新作の弦楽四重奏曲を委嘱するほか、舞台芸術とのコラボレーションや、クラシック音楽をクラブ・シーンに持ち込むなど、ジャンルの境界を超えた活動も積極的に展開しており、その開放的で柔軟な発想にはとても定評があります。コンセプトに基づくプログラム作りを得意とするクス・クァルテットらしいアイデンティティが発揮される、意欲的な全5回です。
確かな技術に裏打ちされた演奏で、先進性に富んだクス・クァルテットの魅力をお楽しみください。
[チケットのお申し込み・お問合せ] サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017(10~18時、休館日を除く) サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/ [写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ] サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 http://suntory.jp/HALL/ |
― 記 ―
サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン 2019
クス・クァルテット ベートーヴェン・サイクル I~V
Suntory Hall Chamber Music Garden 2019
Kuss Quartett - The Beethoven Cycle I - V
【出演】
弦楽四重奏:クス・クァルテット Kuss Quartett, String Quartet
ヴァイオリン:ヤーナ・クス Jana Kuss, Violin
ヴァイオリン:オリヴァー・ヴィレ Oliver Wille, Violin
ヴィオラ:ウィリアム・コールマン William Coleman, Viola
チェロ:ミカエル・ハクナザリアン Mikayel Hakhnazaryan, Cello
【会場】サントリーホール ブルーローズ(小ホール) Suntory Hall, Blue Rose (Small Hall)
【日時・曲目】ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲 Ludwig van Beethoven: String Quartets
I 6月2日(日)14:00開演(13:30開場) Sunday, June 2, 14:00
第3番 ニ長調 作品18-3 No. 3 in D Major, Op. 18, No. 3
第2番 ト長調 作品18-2 No. 2 in G Major, Op. 18, No. 2
第1番 ヘ長調 作品18-1 No. 1 in F Major, Op. 18, No. 1
第5番 イ長調 作品18-5 No. 5 in A Major, Op. 18, No. 5
第4番 ハ短調 作品18-4 No. 4 in C Minor, Op. 18, No. 4
第6番 変ロ長調 作品18-6 No. 6 in B-flat Major, Op. 18, No. 6
II 6月5日(水)19:00開演(18:30開場) Wednesday, June 5, 19:00
第7番 ヘ長調 作品59-1「ラズモフスキー第1番」
No. 7 in F Major, Op. 59, No. 1, “Razumovsky No. 1”
第8番 ホ短調 作品59-2「ラズモフスキー第2番」
No. 8 in E Minor, Op. 59, No. 2, “Razumovsky No. 2”
第9番 ハ長調 作品59-3「ラズモフスキー第3番」
No. 9 in C Major, Op. 59, No. 3, “Razumovsky No. 3”
III 6月8日(土)19:00開演(18:30開場) Saturday, June 8, 19:00
第10番 変ホ長調 作品74「ハープ」 No. 10 in E-flat Major, Op. 74, “Harp”
第11番 ヘ短調 作品95「セリオーソ」 No. 11 in F Minor, Op. 95, “Serioso”
第12番 変ホ長調 作品127 No. 12 in E-flat Major, Op. 127
IV 6月11日(火)19:00開演(18:30開場) Tuesday, June 11, 19:00
第15番 イ短調 作品132 No. 15 in A Minor, Op. 132
第13番 変ロ長調 作品130「大フーガ付」 No. 13 in B-flat Major, Op. 130, “Grosse Fuge”
V 6月13日(木)19:00開演(18:30開場) Thursday, June 13, 19:00
第14番 嬰ハ短調 作品131 No. 14 in C-sharp Minor, Op. 131
第16番 ヘ長調 作品135 No. 16 in F Major, Op. 135
マントヴァーニ:弦楽四重奏曲第6番「ベートヴェニアーナ」[世界初演、共同委嘱]
Bruno Mantovani: Quatuor à cordes N° 6, “Beethoveniana” (World Premiere, co-commissioned)
【主催】サントリーホール
【チケット料金】
指定5,000円 指定早割3,500円 サイドビュー3,500円 学生1,000円 ※各日とも
セット券(全5公演、先行発売期間限定50席)17,500円
※学生席はサントリーホールチケットセンター(電話・WEB・窓口)のみ取り扱い。
25歳以下、公演当日に学生証提示要。
【チケット発売】下記にて2019年3月2日(土)10時より発売します。
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00、休館日を除く)
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/
メンバーズ・クラブ先行発売:2019年2月9日(土)10時~22日(金)
※先行(早割)期間中は窓口での販売はございません。
※早割の枚数には限りがありますので、お早めにお買い求めください。
※セット券(限定50席)、指定早割は先行(早割)期間のみ販売。
チケットぴあ 0570-02-9999[Pコード:138-322]
イープラス eplus.jp
★サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン2019の概要は、Suntory Hall NEWS RELEASE (No. sh0283) をご覧ください。
また、サントリーホールのホームページでは、チェンバーミュージック・ガーデン(CMG)の特設ページを開設いたしました。CMG公演関連情報など随時更新しています。
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/chamber2019/
※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/)
【プロフィール】
■弦楽四重奏:クス・クァルテット Kuss Quartett, String Quartet
パオロ・ボルチアーニ国際コンクール優勝など輝かしい賞歴と、25年以上のキャリアで世界の名だたるコンサートホールや音楽祭に招かれた経験を持つクス・クァルテットは、ベルリンを拠点とするヨーロッパの代表的な弦楽四重奏団の一つである。コンセプトに基づくプログラム作りを特色とし、常にプログラムを貫くテーマを設けて演目を構成することで、誰もが楽しむことのできるユニークな演奏を聴かせる。近年はE. ポッペ、A. ライマン、M. トロヤーン、B. マントヴァーニに新作の弦楽四重奏曲を委嘱し、アムステルダムのムジークヘボウ、パリ・ビエンナーレ、ロンドンのウィグモアホールなどで演奏を行うほか、CDも多数リリースし、M. ペレーニ(チェロ)やM. エルトマン(ソプラノ)との共演でも好評を博す。また、ジャンルの境界を越えた活動を展開し、2018年7月にはベートーヴェンの弦楽四重奏曲 作品135の舞台付き演奏を行うほか、俳優との共演による文学作品や、クラブ・シーンとのコラボレーションなど、4人は並外れて開放的で柔軟であり、自分たちならではの興味と方向性をもって、弦楽四重奏をめぐる永遠の「muss es sein(かくあらねばならないのか)」を模索し続けている。
■ヴァイオリン:ヤーナ・クス Jana Kuss, Violin
旧東ベルリン出身。6歳よりヴァイオリンの指導を受ける。ハンス・アイスラー音楽大学でE. フェルツに師事し、1991年にクス・クァルテットを結成。その後クァルテットとして、クリーヴランド弦楽四重奏団のP. カッツや、W. レヴィン、G. クルタークなどに学ぶ。2013/14シーズンから、デュオのパートナーとしてピアニストのエリック・シュナイダーと活動している。使用楽器は1756年製のC. F. ランドルフィ。
■ヴァイオリン:オリヴァー・ヴィレ Oliver Wille, Violin
ベルリン生まれ。インディアナ大学やニューイングランド音楽院などで学び、クス・クァルテットを創設。ティーレマン、アバド、ハーディング、ネルソンスが指揮する数々のオーケストラと共演する。後進の指導も積極的で、2011年よりハノーファー音楽大学で室内楽の教授を、14年よりバーミンガム音楽院の客員教授を務めている。またレクチャーコンサートの司会や新しいコンサートの創出、プログラム・ノートやブックレットへの執筆など、活動は幅広い。
■ヴィオラ:ウィリアム・コールマン William Coleman, Viola
ザルツブルグ・モーツァルテウム大学、ニューイングランド音楽院で学び、ソリストや室内楽奏者として幅広く活躍し、2002年よりクス・クァルテットに参加。これまでにザルツブルク音楽祭、エディンバラ国際フェスティバル、ベルリン・フィルハーモニー、ウィグモアホール、カーネギーホールなどに出演し、ピエール=ローラン・エマール、テツラフ、バシュメット、ペレーニなどの一流演奏家と共演。15年よりザルツブルグ・モーツァルテウム大学でヴィオラの教授を務める。
■チェロ:ミカエル・ハクナザリアン Mikayel Hakhnazaryan, Cello
アルメニアで音楽教育を受け、バーゼル音楽院などで学ぶ。チューリッヒ弦楽三重奏団、バーゼル弦楽四重奏団を経て、2008年よりクス・クァルテットに参加。ソリストや室内楽奏者として活躍するほか、ルツェルン交響楽団やチューリッヒ歌劇場などに参加し、アーノンクールやウェルザー=メストの指揮で演奏。14年よりミュンヘン室内管弦楽団の首席奏者を務め、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団や12人のチェリストたちなどのゲスト奏者として定期的に出演している。
<参考>
サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン
ベートーヴェン・サイクル出演団体
2011年 パシフィカ・クァルテット(アメリカ)
2012年 ヘンシェル・クァルテット(ドイツ)
2013年 ボロメーオ・ストリング・クァルテット(アメリカ)
2014年 キュッヒル・クァルテット(オーストリア)
2015年 ミロ・クァルテット(アメリカ)
2016年 クァルテット・エクセルシオ(日本)
2017年 *サントリーホール改修工事(2月~8月)により休止 ※CMGは9月開催
2018年 カザルス弦楽四重奏団(スペイン)
以上