過去の公演より |
オペラ・アカデミーの精鋭たちが贈るモーツァルト&ダ・ポンテの傑作
アカデミー現役生を中心とした、若手キャストによるオペラ上演がついに実現
サントリーホールは2019年2月11日(月・祝)と2月13日(水)の13:30より、ブルーローズ(小ホール)で、サントリーホール オペラ・アカデミー公演 モーツァルト:オペラ『フィガロの結婚』(全4幕・日本語字幕付)を開催します。
若き声楽家およびピアニストを対象に“研鑽の場”と“演奏の場”を提供する「サントリーホール オペラ・アカデミー」。3年ぶりとなる今回のサントリーホール オペラ・アカデミー公演では、モーツァルト&ダ・ポンテの傑作『フィガロの結婚』を取り上げます。昨年は直近の修了生とアドバンスト・コース現役生による、アンサンブルを中心としたオペラの名場面を、日頃指導を受けているコーチング・ファカルティの助演のもとに演奏会形式でお届けしましたが、ついに、エグゼクティブ・ファカルティのジュゼッペ・サッバティーニが直接指導した現役生および直近の修了生と、コーチング・ファカルティのみをキャストにしたオペラ上演が実現します。ブルーローズ(小ホール)の親密な空間で、次代のオペラ界を担う若手キャストによる活き活きとした歌唱と演技をお楽しみください。
サントリーホール オペラ・アカデミーは、ホール・オペラ®のために来日した世界のトップ・アーティストから直接学べる場を提供する目的で1993年に発足しました。世界的な指揮者やコレペティトゥア、歌手によるレッスンを受けるのみならず、アカデミーのメンバー同士が互いのよき「耳」となり、歌を聴いて意見を述べることで啓発しあう研修会のスタイルが大きな特徴となっています。2011年秋より、元世界的テノール歌手で指揮者・声楽指導者のジュゼッペ・サッバティーニをエグゼクティブ・ファカルティに迎え、現在は基礎的なテクニックの習得を目指す「プリマヴェーラ・コース」と、同コース修了生がさらに深い音楽表現を磨くための「アドバンスト・コース」の2コース制となっています。
サントリーホールは、次世代を担う若手音楽家を支援する「ENJOY! MUSIC プログラム」の柱のひとつとして、学業期を終えてプロフェッショナルを目指す若手音楽家、すでにプロフェッショナルとして歩んでいる音楽家を対象に、育成と演奏の場を提供する「サントリーホール アカデミー」を、オペラと室内楽の二部門で開催しています。
[チケットのお申し込み・お問合せ] サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/ [写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ] サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 http://suntory.jp/HALL/ |
― 記 ―
サントリーホール オペラ・アカデミー公演
モーツァルト:オペラ『フィガロの結婚』(全4幕・日本語字幕付)
Suntory Hall Opera Academy Performance
W. A. Mozart: Le nozze di Figaro
【日時】
2019年2月11日(月・祝) 13:30開演(12:50開場)
2019年2月13日(水) 13:30開演(12:50開場)
【会場】サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
【出演】
フィガロ:石井基幾(バリトン) Figaro: Motoki Ishii, Baritone
スザンナ:小寺彩音(11日)/金子 響(13日)(ソプラノ) Susanna: Ayane Kodera / Kyo Kaneko, Soprano
伯爵:増原英也(バリトン)*コーチング・ファカルティ Il Conte di Almaviva: Hideya Masuhara, Baritone
伯爵夫人:迫田美帆(11日)/大田原 瑶(13日)(ソプラノ) La Contessa di Almaviva: Miho Sakoda / Yo Otahara, Soprano
ケルビーノ:細井暁子(メゾ・ソプラノ) Cherubino: Akiko Hosoi, Mezzo-Soprano
マルチェッリーナ:三戸はるな(ソプラノ) Marcellina: Haruna Mito, Soprano
バルトロ:山田健人(バリトン) Bartolo: Takehito Yamada, Baritone
バジリオ&ドン・クルツィオ:根津久俊(テノール) Basilio & Don Curzio: Hisatoshi Nezu, Tenor
アントニオ:小幡淳平(バス) Antonio: Jumpei Obata, Bass
バルバリーナ:金子 響(11日)/小寺彩音(13日)(ソプラノ) Barbarina: Kyo Kaneko / Ayane Kodera, Soprano
声楽アンサンブル:サントリーホール オペラ・アカデミー Suntory Hall Opera Academy, Vocal Ensemble
ピアノ:古藤田みゆき *コーチング・ファカルティ Miyuki Kotouda, Piano
音楽指導:ジュゼッペ・サッバティーニ *エグゼクティブ・ファカルティ Giuseppe Sabbatini, Music Director
演出:田口道子 Michiko Taguchi, Stage Director
舞台監督:藤井涼子(アートクリエイション) Ryoko Fujii, Stage Manager (Art Creation)
【曲目】
モーツァルト:オペラ『フィガロの結婚』K. 492
Wolfgang Amadeus Mozart: Le nozze di Figaro, K. 492
【主催】サントリーホール
【協賛】リベラ株式会社
【助成】
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
【チケット料金】指定 5,000円
【チケット発売】
下記にて2018年12月11日(火)10時より発売します。
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売 2018年12月6日(木)10時~12月10日(月)
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード: 132-916】
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード: 32401】
※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/)
【プロフィール】
■フィガロ:石井基幾(バリトン) Figaro: Motoki Ishii, Baritone
2016年東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞受賞。現在、同大学大学院音楽研究科声楽専攻在籍中。オペラでは『フィガロの結婚』題名役、コンサートではベートーヴェン「第九」やフォーレ『レクイエム』などのソリストをつとめる。母校である神奈川県立大和高等学校の50周年記念式典にて、神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演。サントリーホール オペラ・アカデミープリマヴェーラ・コース第3期を首席で修了し、現在、同アカデミー アドバンスト・コース第3期在籍。
■スザンナ(11日)/バルバリーナ(13日):小寺彩音(ソプラノ) Susanna / Barbarina: Ayane Kodera, Soprano
2014年東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。市川市文化振興財団 第28回新人演奏家コンクールで優秀賞を受賞。副賞として市川・第九コンサートにソプラノソリストとして出演。第20回日本演奏家コンクールでグランプリ(総合1位)および声楽部門一般Aの部で第1位、毎日新聞社賞を受賞。副賞として19年8月に東京フィルハーモニー交響楽団と共演予定。現在、サントリーホール オペラ・アカデミー プリマヴェーラ・コース第4期在籍。島村楽器声楽科講師。
■スザンナ(13日)/バルバリーナ(11日):金子 響(ソプラノ) Susanna / Barbarina: Kyo Kaneko, Soprano
2012年国立音楽大学大学院オペラ・コース修了。二期会オペラ研修所第56期マスタークラス修了時、優秀賞および奨励賞受賞。15年杉並区立小中学校音楽鑑賞教室にて日本フィルハーモニー交響楽団と共演。これまでに『フィガロの結婚』スザンナ役、『ラ・ボエーム』ムゼッタ役などを務める。現在、サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第3期在籍。東京成徳短期大学非常勤講師。二期会会員。
■伯爵:増原英也(バリトン) Il Conte di Almaviva: Hideya Masuhara, Baritone
東京藝術大学大学院修士課程修了。2008年『ファルスタッフ』フォード役でオペラ・デビュー。以後、『チェネレントラ』『ラ・トラヴィアータ』『リゴレット』『仮面舞踏会』『シモン・ボッカネグラ』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』など多数のオペラで主要な役を演じる。10年よりイタリア留学。パルマのテアトロ・レージョでは『結婚手形』ズルック役、韓国大邱オペラフェスティヴァルでは『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ役で出演。14年パルマ国立アッリゴ・ボーイト音楽院を最高位で修了後、帰国。日生劇場『セビリアの理髪師』バルトロ役、二期会『トスカ』スカルピア役を務める。サントリーホール オペラ・アカデミー コーチング・ファカルティ。二期会会員。
■伯爵夫人:迫田美帆(ソプラノ) La Contessa di Almaviva: Miho Sakoda, Soprano
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。オペラでは、これまでに『愛の妙薬』アディーナ役、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ役で出演。第50回日伊声楽コンコルソ入選。第13回東京音楽コンクール第2位。第86回日本音楽コンクール入選。2017年5月、サッバティーニの指揮のもとロッシーニ『小荘厳ミサ曲』のソリストを務め、好評を博した。サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第2期修了。19年4月、藤原歌劇団公演『蝶々夫人』題名役に抜擢され出演予定。藤原歌劇団団員。
■伯爵夫人:大田原 瑶(ソプラノ) La Contessa di Almaviva: Yo Otahara, Soprano
2016年東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。18年東京藝術大学大学院音楽研究科オペラ専攻修了。第13回東京音楽大学コンクール声楽部門第3位、審査員特別賞としてローマのサンタ・チェチーリア音楽院に短期留学。多摩フレッシュ音楽コンサート2016最優秀賞。第36回ソレイユ音楽コンクール入選。17年10月、藝大オペラ定期公演『フィガロの結婚』に伯爵夫人役で出演。現在、サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第3期在籍。啓声会会員。
■ケルビーノ:細井暁子(メゾ・ソプラノ) Cherubino: Akiko Hosoi, Mezzo-Soprano
2015年国立音楽大学大学院音楽研究科声楽専攻(ドイツ歌曲)修了。同大学大学院オペラ『フィガロの結婚』ケルビーノ役、サントリーホール主催レインボウ21 にてオペラ『オルフェウス』(森鴎外訳版)題名役に出演。第26回日本ドイツ歌曲コンクール入選。第10回東京国際声楽コンクール第2位。群馬県教育文化事業団推薦研修員として草津夏期国際音楽アカデミーを受講。現在、サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第3期在籍。群馬音楽協会会員。
■マルチェッリーナ:三戸はるな(ソプラノ) Marcellina: Haruna Mito, Soprano
2013年国立音楽大学演奏学科声楽専修卒業。16年東京藝術大学別科修了。二期会オペラ研修所第59期マスタークラス修了。多摩フレッシュ音楽コンサート2016入選。第8回東京国際声楽コンクール入選。オペラでは、これまでに『ラ・ボエーム』ミミ役、『ルサルカ』外国の王女役、『フィガロの結婚』伯爵夫人役、『イル・トロヴァトーレ』レオノーラ役などを務める。現在、サントリーホール オペラ・アカデミー プリマヴェーラ・コース第4期在籍。二期会準会員。
■バルトロ:山田健人(バリトン) Bartolo: Takehito Yamada, Baritone
2015年国立音楽大学演奏学科声楽専修卒業。オペラでは、これまでに『愛の妙薬』ベルコーレ役、『カルメン』エスカミーリョ役・ダンカイロ役、『ドン・ジョヴァンニ』マゼット役、『こうもり』ファルケ役、『フィガロの結婚』アントニオ役、『ジャンニ・スキッキ』ピネッリーノ役などで出演。BS-TBS「日本名曲アルバム」に出演するほか、声楽アンサンブルグループ Jスコラーズのメンバーとして活動している。現在、サントリーホール オペラ・アカデミー プリマヴェーラ・コース第4期在籍。
■バジリオ&ドン・クルツィオ:根津久俊(テノール) Basilio & Don Curzio: Hisatoshi Nezu, Tenor
2013年東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。これまでに『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ役、『蝶々夫人』ゴロー役、『ラ・ボエーム』ロドルフォ役などをはじめ、オペラや宗教曲のソリストとして出演。市川市文化振興財団 第29回新人演奏家コンクール優秀賞、第2回日光国際音楽祭声楽コンクール第3位(奨励賞)。二期会オペラ研修所第61期マスタークラス修了時、優秀賞受賞。現在、サントリーホール オペラ・アカデミー プリマヴェーラ・コース第4期在籍。二期会会員。
■アントニオ:小幡淳平(バス) Antonio: Jumpei Obata, Bass
桐朋学園大学音楽学部音楽学科コントラバス専攻卒業。同大学研究科声楽専攻修了。二期会オペラ研修所第61期本科修了。オペラにはこれまでに『ドン・ジョヴァンニ』騎士長役、『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンソ役、『魔笛』ザラストロ役、『マクベス』バンコー役、『ラ・ボエーム』コッリーネ役などで出演。また、フォーレ『レクイエム』など宗教曲のソリストも務める。現在、サントリーホール オペラ・アカデミー プリマヴェーラ・コース第4期在籍。
■ピアノ:古藤田みゆき Miyuki Kotouda, Piano
日本大学芸術学部音楽学科ピアノ科卒業。東京二期会、藤原歌劇団などのオペラ団体で音楽スタッフとして経験を積む。1993年から2010年までサントリーホール「ホール・オペラ®」のチーフ音楽スタッフを務め、世界的な指揮者や歌手から厚い信頼を得た。国内外のコンクール、音楽祭、マスタークラスにも招かれている。また、オーケストラ・パートをピアノ一台で演奏するオペラ全曲公演に数多く出演するほか、声楽の共演者として、リーダーアーベントをはじめリサイタルやコンサートでも活躍している。サントリーホール オペラ・アカデミー コーチング・ファカルティ。
■音楽指導:ジュゼッペ・サッバティーニ Giuseppe Sabbatini, Music Director
世界的テノール歌手の活動を経て指揮者・声楽指導者に転向。指揮ではヨーロッパ、日本を中心に世界各地で活動し、マリエッラ・デヴィーアら一流歌手と共演。声楽指導者としては、母校のサンタ・チェチーリア音楽院(ローマ)やヴェルディ音楽院(ミラノ)、イタリア国立ラティーナ音楽院などで教鞭を執るほか、主要な国際コンクールの審査委員を歴任。サントリーホール オペラ・アカデミー エグゼクティブ・ファカルティ。
■演出:田口道子 Michiko Taguchi, Stage Director
国立音楽大学声楽科およびミラノ・ヴェルディ音楽院卒業。メゾ・ソプラノ歌手として活動するとともに演出助手として世界各地の歌劇場で経験を積む。以後、再演演出家としてミラノ・スカラ座、ヴェローナ野外劇場、フィレンツェ五月音楽祭などイタリア各地のほかヴァレンシア、テル・アヴィヴでも活躍、新国立劇場では『トスカ』『トロヴァトーレ』『リゴレット』の再演演出を手掛ける。近年は演出家として活動し、サントリーホール オペラ・アカデミー公演では『セビリャの理髪師』『コジ・ファン・トゥッテ』『愛の妙薬』『ラ・ボエーム』を演出。訳書に『リッカルド・ムーティ自伝:はじめに音楽 それから言葉』『リッカルド・ムーティ、イタリアの心 ヴェルディを語る』(音楽之友社)。字幕翻訳も多数。
以上