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ニュースリリース
  • No.sh0261(2018/3/1)

サントリーホール オペラ・アカデミーコンサート

昨年の公演より

特別研修会の様子

ジュゼッペ・サッバティーニ率いるオペラ・アカデミー
プリマヴェーラ・コース第4期生、アドバンスト・コース第3期生が1年目の研鑽成果を披露

 サントリーホールは、「サントリーホール オペラ・アカデミー」にて日ごろ研鑽を積んでいる受講生の成果を発表する「オペラ・アカデミー コンサート」5月26日(土)にブルーローズ(小ホール)で開催します。
 「サントリーホール オペラ・アカデミー」は、ホール・オペラ®のために来日した世界のトップ・アーティストから直接学べる場を提供する目的で1993年に発足しました。世界的な指揮者やコレペティトゥア、歌手によるレッスンを受けるのみならず、アカデミーのメンバー同士が互いのよき「耳」となり、歌を聴いて意見を述べることで啓発しあう研修会のスタイルが大きな特長となっています。
 2011年秋より、元世界的テノール歌手で指揮者・声楽指導者のジュゼッペ・サッバティーニエグゼクティブ・ファカルティに迎えて新たなスタートを切りました。現在は、若き声楽家およびピアニストを対象に基礎的なテクニックの習得を目指す「プリマヴェーラ・コース」と、同コース修了生がさらに深い音楽表現を磨くための「アドバンスト・コース」の2コース制となっています。2年間レッスンを受講する“研鑽の場”に加え、様々な“発表の場”があるのも大きな特長です。
 今回のコンサートには、2017年10月からの在籍生のプリマヴェーラ・コース第4期生15名と、アドバンスト・コース第3期生4名が出演し、イタリア古典歌曲とオペラ・アリアを披露します。さらに新たな試みとして、独唱だけではなく、マドリガーレなどのポリフォニー(多声)音楽をはじめとした無伴奏の声楽アンサンブルの小品もお届けします。
 サッバティーニの薫陶を受けた若き音楽家たちの瑞々しい音楽に、どうぞご期待ください。

[チケットのお申し込み・お問合せ]
 サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日除く)
 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB  http://suntoryhall.pia.jp/
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
 サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1  http://suntory.jp/HALL/

― 記 ―

サントリーホール オペラ・アカデミーコンサート
Suntory Hall Opera Academy Concert


【日時】2018年5月26日(土)14:00開演(13:20開場)

【曲目・出演】※曲目詳細は公演直前に発表予定
第1部:イタリア古典歌曲とルネサンス・バロック時代のポリフォニー音楽
出演:プリマヴェーラ・コース第4期生 The Members of the 4th Primavera Course
 ソプラノ:木和田絢香、久津見れい、小寺彩音、杉田彩織、中川郁文、三戸はるな
 Ayaka Kiwada, Rei Kutsumi, Ayane Kodera, Saori Sugita, Ikumi Nakagawa, Haruna Mito, Soprano
 テノール:鷹野景輔、根津久俊 Keisuke Takano, Hisatoshi Nezu, Tenor
 バリトン:髙橋 駿、高橋俊樹、山口義生、山田健人
 Shun Takahashi, Toshiki Takahashi, Yoshio Yamaguchi, Takehito Yamada, Baritone
 バス:小幡淳平 Jumpei Obata, Bass
 ピアノ:岩上恵理加、松田琴子 Erika Iwagami, Kotoko Matsuda, Piano

第2部:オペラ・アリア
出演:アドバンスト・コース第3期生 The Members of the 3rd Advanced Course
 ソプラノ:大田原 瑶、金子 響 Yo Otahara, Kyo Kaneko, Soprano
 メゾ・ソプラノ:細井暁子 Akiko Hosoi, Mezzo-Soprano
 バリトン:石井基幾 Motoki Ishii, Baritone
 ピアノ:古藤田みゆき(コーチング・ファカルティ) Miyuki Kotouda, Piano (Coaching Faculty)

【チケット料金】自由2,000円
【会場】サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
【主催】サントリーホール
【チケット発売】下記にて2018年3月9日(金)10時より発売します。
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日除く)
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/
メンバーズ会員先行受付:3月2日(金)10時~8日(木)
 ※先行期間中の窓口での販売はございません。
チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード:106-330]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード:33410]

※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/

≪ご参考≫ サントリーホール オペラ・アカデミーについて
 2011年秋より、元世界的テノール歌手で指揮者・声楽指導者のジュゼッペ・サッバティーニエグゼクティブ・ファカルティに迎えた「オペラ・アカデミー」は、基礎を学ぶ「プリマヴェーラ・コース」と深い表現・解釈を学ぶ「アドバンスト・コース」の2コース制を設けています。「プリマヴェーラ・コース」は、発声の基本からベルカント唱法、イタリア古典歌曲、室内歌曲および古典派オペラなどの基礎を学んでいきます。また上級クラスである「アドバンスト・コース」は、オペラの役を通して深い表現・解釈を学びます。現在、「プリマヴェーラ・コース」は第4期生が15名、アドバンスト・コースは第3期生4名が在籍しています。2017年10月から19年5月まで、エグゼクティブ・ファカルティの特別研修会(年3回程度)、またサッバティーニの指導に基づいたコーチング・ファカルティによる定例研修会(月2回程度)において、厳しいトレーニングを積んでいきます。
 1993年の設立当初からオペラ・アカデミーに携わっているサッバティーニは、“技術は歌の表現に奉仕するもの”、“歌は言葉と音楽の両方の意味を表現すること”を歌唱法の極意に、エグゼクティブ・ファカルティとして指導にあたっています。コーチング・ファカルティである天羽明惠、野田ヒロ子(ソプラノ)、櫻田 亮、今尾 滋(テノール)、増原英也(バリトン)、古藤田みゆき(ピアノ)は、「お互いの耳になる」を理念に、「全員先生、全員生徒」の立場で、受講生とともに声楽全般の勉強に取り組んでいます。
 また、本アカデミーの特長として、受講生には「発表の場」も広く提供しています。本コンサートに先立ち、アドバンスト・コースの受講生たちはサントリーホール オペラ・アカデミー オペラティック・コンサートに出演しました(2月22日 サントリーホール ブルーローズ)。日頃指導を受けているコーチング・ファカルティの助演のもと、アンサンブルを中心としたオペラの名場面をコンサート形式で披露する実地経験を積みました。

2018.2.22 オペラ・アカデミー オペラティック・コンサート

ファカルティ プロフィール
エグゼクティブ・ファカルティ
■ジュゼッペ・サッバティーニ Giuseppe Sabbatini, Executive Faculty
世界的なテノール歌手として活躍し、1993年からサントリーホール主催「ホール・オペラ®」に出演するなど日本でも絶大な人気を誇っていたが、2007年から指揮者および声楽指導者の道を歩み始めた。これまでに母校のサンタ・チェチーリア音楽院(ローマ)やヴェルディ音楽院(ミラノ)、イタリア国立ラティーナ音楽院などで教鞭を執るほか、伝統あるシエナのキジアーナ夏季マスタークラスなど、世界各地でマスタークラスを開催。また、主要な国際コンクールの審査員を務めており、ウンベルト・ジョルダーノ国際オペラ・コンクール、サンパウロのマリア・カラス国際声楽コンクール、ローマのオッタヴィオ・ジーノ国際オペラ・コンクールでは審査委員長も務めた。指揮者としては、イタリア、ロシア、日本を中心に世界各地で活動し、マリエッラ・デヴィーアら一流歌手と共演している。

コーチング・ファカルティ
■天羽明惠(ソプラノ)Akie Amou, Soprano
東京藝術大学卒業。文化庁派遣芸術家在外研修員としてシュトゥットガルトに留学。1995年ソニア・ノルウェー女王記念第3回国際音楽コンクール優勝。その後ドイツを拠点とし、ヨーロッパ各地の歌劇場や音楽祭に出演。幅広いレパートリーを持ち、数多くの公演で主要な役を演じている。ソリストとしても、サヴァリッシュ、デュトワ、小澤征爾らの指揮で国内外のオーケストラと共演。超絶的なコロラトゥーラとリリックな声をあわせ持ち、内外で高い評価を得ている。95年第6回五島記念文化賞オペラ新人賞、99年度アリオン賞、2003年第14回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。

■野田ヒロ子(ソプラノ) Hiroko Noda, Soprano
東京音楽大学卒業、同大学研究生修了。東京国際声楽コンペティション優勝。1998年ブダペスト国際声楽コンクール第2位。ハンガリー国立劇場『ラ・ボエーム』ミミ役でオペラ・デビュー。第38回日伊声楽コンコルソ優勝。2003年藤原歌劇団公演『椿姫』でヴィオレッタ役に抜擢され絶賛を博した。以後、『カルメン』ミカエラ役、『こうもり』ロザリンデ役、『道化師』ネッダ役、『アイーダ』『トスカ』題名役などで好評を博している。また、宗教曲などのソリストとしても活躍。その豊かな音楽性とコントロールされた歌唱は高く評価されている。藤原歌劇団団員。東京音楽大学非常勤講師。

■櫻田 亮(テノール) Makoto Sakurada, Tenor
東京藝術大学大学院修士課程修了。イタリアのボローニャ音楽院に学ぶ。2002年ブルージュ国際古楽コンクール第2位(声楽最高位)。ソリストとしての多彩な活動に加え、イタリア初期バロック・オペラのスペシャリストとしてヨーロッパ各地で活躍。国内では01年新国立劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ役、06年サントリーホール ホール・オペラ®『トゥーランドット』ポン役、08年北とぴあ国際音楽祭『騎士オルランド』メドーロ役など多数の公演に出演。バロックから古典派の作品をレパートリーとし、その端正かつ正確な歌唱で好評を博している。日本イタリア古楽協会運営委員長。二期会会員。東京藝術大学准教授。

■今尾 滋(テノール) Shigeru Imao, Tenor
東京藝術大学大学院博士課程修了。ブダペスト国際声楽コンクール・ファルスタッフ部門第2位(最高位)。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアに留学。長くバリトンとして活動していたがニコラ・ルイゾッティの勧めでテノールに転向。2010年に『ヴァルキューレ』のジークムントを歌って再デビューした。以後ジークフリート(あらかわバイロイト)、イズマエーレ(二期会)、アイゼンシュタイン(サントリーホール)などを歌い、第二のキャリアを着実に築いている。二期会会員。日本声楽アカデミー会員。東京藝術大学及び国立音楽大学非常勤講師、福島大学准教授。著書(共著)に『アリアで聴くイタリア・オペラ』(立風書房)。

■増原英也(バリトン) Hideya Masuhara, Baritone
東京藝術大学大学院修士課程修了。2008年『ファルスタッフ』フォード役でオペラ・デビュー。以後、『チェネレントラ』『アルジェのイタリア女』『椿姫』『リゴレット』『仮面舞踏会』『シモン・ボッカネグラ』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』など多数のオペラで主要な役を演じる。10年よりイタリア留学。パルマのテアトロ・レージョでは『結婚手形』ズルック役、韓国大邱オペラフェスティヴァルでは『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ役で出演。14年パルマ国立アッリゴ・ボーイト音楽院を最高位で修了後、帰国。日生劇場『セビリアの理髪師』バルトロ役、二期会『トスカ』スカルピア役を務める。ヴォイストレーナー、合唱指導者としても活躍中。二期会会員。

■古藤田みゆき(ピアノ) Miyuki Kotouda, Piano
日本大学芸術学部音楽学科ピアノ科卒業。ピアノを村上明美、永野美佐子、伴奏法を岡田知子、松井和彦、森島英子に師事。東京二期会、藤原歌劇団などのオペラ団体で音楽スタッフとして経験を積む。1993年から2010年までサントリーホール「ホール・オペラ®」のチーフ音楽スタッフを務め、世界的な指揮者や歌手から厚い信頼を得た。国内外のコンクール、音楽祭、マスタークラスにも招かれている。また、オーケストラ・パートをピアノ一台で演奏するオペラ全曲公演に数多く出演するほか、声楽の共演者として、リーダーアーベントをはじめリサイタルやコンサートでも活躍している。


以上