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斎藤拓真 |
廣庭賢里 |
松本淳一 |
公益財団法人サントリー芸術財団(代表理事・堤 剛、鳥井信吾)は、「芥川也寸志サントリー作曲賞」(旧名「芥川作曲賞」)の第35回(2024年度)ノミネート3作品を決定しました。
「芥川也寸志サントリー作曲賞」は、戦後のわが国を代表する作曲家・芥川也寸志氏(1925~1989年)の功績を記念して、サントリー音楽財団(現・公益財団法人 サントリー芸術財団)が日本作曲家協議会の支援を得て1990年4月に創設したものです。故人の深い音楽愛、明晰な音楽観と音楽の振興によせられた熱情を追慕して、わが国の新進作曲家のもっとも清新にして将来性に富む作品を対象に、演奏会形式により公開選考を行うという、作曲賞としてはわが国で初めてのユニークな試みとなっています。また、受賞作曲家には新しいオーケストラ作品が委嘱され、2年後にその初演を行うという複合的な賞です。
サントリー芸術財団の母体となる鳥井音楽財団が1969年に設立されてから50年を迎えた2019年より、賞の志をより明確にするため、「芥川也寸志サントリー作曲賞」へ賞名変更するとともに、賞金を150万円に増額し、新進日本人作曲家のさらなる飛躍を応援していきます。
●選考経過について
2025年3月5日(水)当財団会議室での選考会において、2024年1月1日より2024年12月31日の間に国内外で初演された日本人作曲家の管弦楽作品を対象に、譜面と初演録音により、選考委員3名の合議の末、ノミネート3作品を選定した。
選考委員は、伊左治直、小出稚子、安良岡章夫の3名。(50音順)
▽第35回芥川也寸志サントリー作曲賞ノミネート作品
◆斎藤拓真:『アンティゴネーとクレオン』ソプラノ、アンサンブル、エレクトロニクスのための(2024)
初演=2024年9月27日
パリ国立高等音楽院レミ・フリムランホール
パリ国立高等音楽院作曲科修了演奏会 第二部
◆廣庭賢里:『The silent girl(s)』ピアノと室内オーケストラのための(2024)
初演=2024年6月11日
東京藝術大学音楽学部第6ホール
ジョルト・ナジ特別招聘教授「第6回作曲科ワークショップ2024」
◆松本淳一:『空間刺繍ソサエティ』(2024)
初演=2024年11月7日
NHKホール
第93回日本音楽コンクール作曲部門本選会
(50音順)
▽プロフィール
◆斎藤拓真(さいとう たくま)
1992年4月22日横浜市生まれ。2015年、上智大学フランス語学科卒業。2019年、パリ国立高等音楽院作曲科へ入学。2024年、作曲科第二課程を首席で卒業。同年、フランス芸術アカデミーによりマルモッタン邸の2024-25年度のレジデンス・アーティストに選出される。
◆廣庭賢里(ひろにわ さとり)
2000年5月22日、徳島県生まれ。国立音楽大学附属高等学校ピアノ専攻を経て東京藝術大学音楽学部作曲科を首席で卒業。現在、同大学院音楽研究科修士課程作曲専攻作曲研究分野2年次に在籍。これまでに作曲を大久保みどり、愛澤伯友、野平一郎、金子仁美の各氏に師事。
◆松本淳一(まつもと じゅんいち)
1973年北海道生まれ。国立音楽大学作曲学科卒業。第93回日本音楽コンクール作曲部門第1位、第33回芥川也寸志サントリー作曲賞ノミネート、第91回日本音楽コンクール作曲部門第2位、2011エリザベート王妃国際音楽コンクール作曲部門ファイナリスト賞、第37回日本アカデミー賞優秀音楽賞。
▽第35回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会
日時:2025年8月30日(土)15:00開演
会場:サントリーホール 大ホール
出演:
指揮=杉山洋一
管弦楽=新日本フィルハーモニー交響楽団
ユーフォニアム:佐藤采香 エレキギター:藤元高輝、ほか
曲目:
第33回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞記念/サントリー芸術財団委嘱作品
向井航:『クィーン』ユーフォニアム、エレキギター、女声アンサンブルと大オーケストラのための(オルガン付き) 〈世界初演〉
第35回芥川也寸志サントリー作曲賞候補作品(3作品)
公開選考会:選考委員=伊左治直、小出稚子、安良岡章夫 司会=長木誠司
以上
〔ニュースリリースに関するお問い合わせ・広報用画像お申し込み〕
公益財団法人サントリー芸術財団 音楽事業部
ongakujigyo@suntory.co.jp
TEL:03-3582-1355(平日10:00~17:00)
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