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2020年の青少年プログラム |
被災4県(岩手・宮城・福島・熊本)の中学校・高等学校へ限定公開
世界最高峰のオーケストラ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を体感する特別鑑賞教材
公益財団法人サントリー芸術財団(代表理事・堤 剛、鳥井信吾)は、「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」の活動の一環として、「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2020 サントリーホール&ウィーン・フィルの青少年プログラム」の公演映像による特別鑑賞教材を東日本大震災と熊本地震の被災地の中学校および高等学校を対象に無償で提供することを決定し、下記の通り参加校の募集を開始いたします。
2012年の基金設立時より、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員が継続的に被災地を訪れ、「こどもたちのためのコンサート」を開催してきましたが、2020年は被災地への訪問がかなわなかったため、11月13日(金)にサントリーホールで開催された同公演の映像を約55分の鑑賞用オンライン教材として編集し、岩手、宮城、福島、熊本の中学校と高等学校を対象に期間限定で提供するものです。
― 記 ―
ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金
こどもたちのためのコンサート 特別鑑賞教材 参加校募集
【提供プログラム】
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2020
サントリーホール&ウィーン・フィルの青少年プログラム
2020年11月13日(金)サントリーホール 大ホールでの公演より
【出演】
ワレリー・ゲルギエフ(指揮・お話)
ダニエル・フロシャウアー楽団長(お話)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【曲目】R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』作品40(全曲)
【主催】サントリーホール
【後援】オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム
【応募方法】下のリンクの「応募フォーム」へご入力の上、確認ボタンを押してください。
https://ssl1.suntory.co.jp/apl/btcr/cp/CSUNH2012071/form
【応募締切】2020年12月25日(金)
【応募資格】この教材の対象は、中学生・高校生です。学校の代表者がご応募ください。
※ご応募は、震災被災県(岩手、宮城、福島、熊本)の学校関係者に限らせていただきます。
※学校以外でのご使用はお断りします。
※結果発表応募の動機、教材用動画の使用用途、震災復興支援の趣旨に沿った活用方法等を確認させていただいた上で、動画URLを個別にご連絡いたします。 (2021年1月初旬予定)
※後日感想や、教材として使用された実績等についてヒアリングさせていただく場合がございます。
[この件に関するお問合せ] サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 http://suntory.jp/HALL/ |
■サントリーホール&ウィーン・フィルの青少年プログラム
サントリーホールとウィーン・フィルが若い世代に向けた音楽活動の一環として開催するコンサート。中高生を対象とした特別プログラムで、原則として学校単位の参加となります。普段コンサートホールに足を運ぶ機会の少ない中学生および高校生に生のクラシック音楽に触れていただく主旨の鑑賞教室です。
■指揮:ワレリー・ゲルギエフ Valery Gergiev,Conductor
ゲルギエフが1996年マリインスキー劇場の芸術総監督に就任して以来、劇場は世界に類がない程の、大規模な劇場とコンサートホールから成る複合施設となった。国際舞台においてゲルギエフは精力的に活躍しており、世界の名だたる歌劇場での公演を成功させ、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ボストン響ほか多数のオーケストラと共演している。1995年から2008年まではロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、07年から15年までロンドン交響楽団の首席指揮者、15年秋からミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、18年の夏からヴェルビエ音楽祭の音楽監督も務めている。ゲルギエフは、「白夜の星」音楽祭、モスクワ復活祭音楽祭、ロッテルダムのゲルギエフ・フェスティバル、ミツケリ音楽祭、ミュンヘンの360度フェスティバルなど、いくつもの格式の高い音楽祭の創設者兼監督であり、11年からはチャイコフスキー国際コンクールの組織委員長も務めている。
■管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker,Orchestra
ウィーン・フィルの歴史は、1842年、O.ニコライの指揮で行われたコンサートで幕を開ける。当初のコンサートは不定期であったが、1860年エッケルトの指揮で第1回の定期演奏会が開かれ、以来今日まで続けられている。常任指揮者は初代のニコライからエッケルト、デッソフ、リヒター、ヤーン、マーラー、ヘルメスベルガー、ヴァインガルトナー、フルトヴェングラー、クラウスと受け継がれ、1933年からは常任指揮者を置かず、客演指揮者によるコンサートを行っている。フルトヴェングラー、E.クライバー、ワルターなど20世紀のオーケストラの伝統を築いた巨匠たちをはじめ、ショルティ、アバド、C.クライバー、メータ、小澤征爾などの名指揮者が指揮台に立っている。1898~1901年音楽監督を務めたマーラーをはじめ、ワーグナー、ヴェルディ、ブルックナー、J.シュトラウスII世、ブラームス、R.シュトラウスなどが、時には指揮者またはソリストとして共演し、自らの作品を世に送り出した。
■「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」の「こどもたちのためのコンサート」について
2011年3月11日の東日本大震災後、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団からサントリーホールを通して「震災に遭われた最も大切な日本の友人たちへ、お見舞の気持ちを伝えたい」と1億円の寄付の申し出があり、長年、同楽団の日本公演のパートナーとして信頼関係を構築してきたサントリーグループもこの主旨に賛同、同額を拠出してマッチング・ファンドとして2012年4月に「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を設立しました。音楽を通じて、被災地はもとより日本全体に活力を与え続ける支援活動として「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞」贈賞による助成事業と「こどもたちのためのコンサート」開催による公演事業を行っています。
「こどもたちのためのコンサート」では、2012年の基金設立時より、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員が継続的に被災地を訪れ、コンサート開催のみならず、次世代の音楽愛好者と演奏者育成のための音楽指導に取り組んでいます。
2012年は宮城県仙台市・岩沼市、2013年は岩手県下閉伊(しもへい)郡山田町、2014年は福島県郡山市・南相馬市、2015年は岩手県宮古市にて開催。2016年には5年間の集大成として、ウィーン・フィルメンバーが指導してきた仙台・宮古・郡山のこどもたち総勢約330名が、サントリーホール大ホールで共演しました。また、2017年には震災1年後の熊本県を訪問・演奏、2018年は福島県郡山市の小中学校2校での音楽指導、2019年は仙台ジュニアオーケストラへの音楽指導をするなど、これまでの8年間で約13,500名の方々に世界トップレベルの音楽に触れていただきました。
(ご参考)
ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金
「こどもたちのためのコンサート」とウィーン・フィルメンバー訪問の記録
ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金 http://suntory.jp/fund/
以上