（1）再生農業原料を使用したビール「水空エール」発売
再生農業原料（大麦・ホップ）を使用した当社初のビール「水空エール」を、大阪・関西万博で発売します。
農林業由来のGHG排出量が、全体の約4分の1を占めると推定^※3される中、カバークロップ^※4の活用や耕起低減などの農法を導入する再生農業手法は、農業由来のGHG排出量が削減できるといわれています。また、土壌中の生物多様性が再生されることによる土壌の肥沃化、化学肥料や農薬の使用量削減、水の有効利用などの効果が期待されます。一方で、コスト面や品質面の不透明性、土壌の改善移行期の一時的な生産量低下といった課題がありました。
サントリーグループでは、2022年より大麦などの主要原料に対し、サプライヤーに加え、本取り組みに賛同いただいた農家にも協力を仰ぎ、持続可能な農業に向けて取り組んでおり、今回「水空エール」を開発することができました。 

※3　国連食糧農業機関調べ

※4　土壌中への有機物の供給や土壌浸食の防止等により、土壌改良効果が期待できる被覆作物

●中味について
再生農業によってつくられた大麦由来の淡色麦芽と、再生農業によってつくられたホップを使用しました。爽やかで清々しい香り、心地よくすっきりとした後味が特長です。

●販売店舗
大阪・関西万博会場内のレストラン「水空 SUIKUU」

＊樽生ビールを、世界初の特別なグラス（大気中のCO2を回収しガラス原料の一部に使用）で提供予定

＊販売価格未定、数量限定のためなくなり次第終了

（2）「SUNTORY FROM FARM 登美の丘 赤 時のかさね（CO2削減びん使用）」「同 信州 シンフォニー 2023（CO2削減びん使用）」発売
ガラス生地を溶融する際の燃焼方式を空気燃焼から酸素燃焼に変更することで、CO2排出量を約13％削減^※5したびんを、「SUNTORY FROM FARM」ブランドに採用しました。

※5　同一ガラスびん製造所内比

●販売店舗
大阪・関西万博会場内のレストラン「水空 SUIKUU」

＊びん（750ml）、またはグラスで提供予定

＊販売価格未定、数量限定のためなくなり次第終了

（3）お客様参加型の新しい商品開発モデルの展開
　―　「ワールドKANPAIビール」9月発売に向けた取り組み　―
お客様参加型の新しい商品開発モデルを大阪・関西万博期間にあわせて展開します。4月13日（日）から5月31日（土）まで、大阪・関西万博会場でベースとなる味わいのビールを販売し、そのビールに対するお客様の嗜好をアンケートで回答いただきます。アンケート結果をもとに商品開発を行い、9月には「ワールドKANPAIビール」として全国で数量限定発売します。世界中の皆様のお声を反映した味わいにご期待ください。

●販売場所
大阪・関西万博会場の西ゲートおよびEXPOアリーナに隣接したフードトラックエリア 

＊そのほか、当社ビール工場やイベントでも一部販売予定

●アンケート実施方法
専用サイトから「香り」「刺激（炭酸）の強さ」「味の濃さ」「苦味」「後味」「アルコール感」「味や香りに関する意見」「出来上がるビールからイメージする色」の計8項目について回答