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ニュースリリース
  • (2024/11/12)

第46回 サントリー学芸賞 受賞者略歴

〔政治・経済部門〕

牧野 百恵(まきの ももえ)
1975年、愛知県豊橋市生まれ。48歳。
1999年、東京大学法学部卒業。
2002年、タフツ大学フレッチャースクール国際関係修士課程修了(MALD)。
2011年、ワシントン大学経済学部博士課程修了。Ph.D.(経済学)。
Population Council(ニューヨーク)客員研究員などを経て、2021年より日本貿易振興機構アジア経済研究所開発研究センター主任研究員(現在に至る)。
専門は開発ミクロ経済学、人口経済学、家族の経済学。
著書 
『コロナ禍の途上国と世界の変容 ― 軋む国際秩序、分断、格差、貧困を考える』(共著、日経BP/日本経済新聞出版、2021年)
論文 
“Labor Market Information and Parental Attitudes toward Women Working Outside the Home: Experimental Evidence from Rural Pakistan”(Economic Development and Cultural Change Vol. 72, Issue 3, 2024年)など。

萬代 悠(まんだい ゆう)
1987年、大阪府堺市生まれ。37歳。
2010年、関西学院大学文学部文化歴史学科日本史学専修卒業。
2012年、関西学院大学大学院文学研究科博士課程前期課程文化歴史学専攻日本史学領域修了。
2015年、関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程文化歴史学専攻日本史学領域単位取得退学。2016年、博士(歴史学)。
日本学術振興会特別研究員(DC1)、大阪市史料調査会調査員、公益財団法人三井文庫研究員などを経て、2024年より法政大学経済学部経済学科准教授(現在に至る)。
専門は近世日本経済史。
著書 
『近世畿内の豪農経営と藩政』(塙書房、2019年)
『三井大坂両替店の顧客信用情報 ― 享保一七年から明治二年まで』(編著、勉誠社、2024年)

〔芸術・文学部門〕

片岡 真伊(かたおか まい)
1987年、栃木県宇都宮市生まれ。37歳。
2010年、ロンドン大学ロイヤルホロウェイ英文学部英文学専攻卒業。
2011年、ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン学際研究科修士課程修了。
2019年、総合研究大学院大学文化科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院シニア・ティーチング・フェロー、東京大学東アジア藝文書院特任研究員などを経て、2023年より国際日本文化研究センター研究部准教授/総合研究大学院大学准教授(併任)(現在に至る)。
専門は比較文学、日本近現代文学。
論文 
「マンガ翻訳の海賊たち スキャンレーションにおける航海術をめぐって」(『海賊史観からみた世界史の再構築 ― 交易と情報流通の現在を問い直す』、思文閣出版、2017年)
"Genius Loci Reimagined: The Problems of Translating Senses of Place in Japanese Novels"(History and Theory of Common Spaces (EAA Booklet, 33)、2024年)など。

呉 孟晋(くれ もとゆき)
1976年、兵庫県神戸市生まれ。48歳。
2002年、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。
2002年から2003年まで日本経済新聞社勤務。
2009年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。
京都国立博物館学芸部美術室研究員、同調査・国際連携室長などを経て、2021年より京都大学人文科学研究所准教授(現在に至る)。
専門は中国絵画史。
担当展覧会 
『中国近代絵画と日本』(京都国立博物館、2012年)
『京都国立博物館開館120周年記念 国宝』(京都国立博物館、2017年)など。
著書 
『京都国立博物館須磨コレクション図版目録 中国近代絵画1 斉白石』(共編著、中央公論美術出版、2019年)

〔社会・風俗部門〕

柴田 康太郎(しばた こうたろう)
1985年、神奈川県川崎市生まれ。39歳。
2019年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館次席研究員などを経て、2023年より早稲田大学総合人文科学研究センター次席研究員(現在に至る)。2024年1月よりカリフォルニア大学ロサンゼルス校にて柳井イニシアティブ訪問博士研究員(2024年12月まで)。
専門は映画学、音楽学。
著書 
『映画監督 小林正樹』(共著、岩波書店、2016年)
The World of the Benshi(共著、Yanai Initiative for Globalizing Japanese Humanities、2024年)

渡辺 将人(わたなべ まさひと)
1975年、東京都生まれ。49歳。
シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了。
早稲田大学大学院政治学研究科より博士(政治学)。
コロンビア大学、ジョージ・ワシントン大学、台湾国立政治大学、ハーバード大学にて客員研究員、北海道大学大学院准教授などを経て、2023年より慶應義塾大学総合政策学部、大学院政策・メディア研究科准教授。北海道大学大学院公共政策学研究センター研究員を兼任(現在に至る)。
専門はアメリカ政治・外交、比較政治。
著書 
『評伝バラク・オバマ ─ 「越境」する大統領(An American President with Asian-Pacific Roots)』(集英社、2009年)
『現代アメリカ選挙の変貌 ― アウトリーチ・政党・デモクラシー(Evolution of Modern Electoral Campaigning in America)』(名古屋大学出版会、2016年)
『アメリカ映画の文化副読本(A Glimpse of American Culture Through Film)』(日経BP/日本経済新聞出版、2024年)など。

〔思想・歴史部門〕

小林 亮介(こばやし りょうすけ)
1980年、長野県佐久市生まれ。44歳。
2010年、筑波大学大学院人文社会科学研究科歴史・人類学専攻(博士課程)修了。
日本学術振興会特別研究員、同海外特別研究員、ハーヴァード・イェンチン研究所訪問研究者、九州大学大学院比較社会文化研究院講師などを経て、2021年より九州大学大学院比較社会文化研究院准教授(現在に至る)。
専門は歴史学。
著書 
The Resurgence of "Buddhist Government": Tibetan-Mongolian Relations in the Modern World(共著、Union Press、2019年)
論文 
「19世紀の清・チベット関係 ─ 境界地域の視点から」(『近代アジアの動態 19世紀(岩波講座 世界歴史 第17巻)』、岩波書店、2022年)など。

中村 達(なかむら とおる)
1987年、千葉県市川市生まれ。37歳。
2015年、上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程単位取得満期退学。
2020年、西インド諸島大学モナキャンパス英文学科MPhil/PhD program修了。
慶應義塾大学法学部非常勤講師などを経て、2022年より千葉工業大学社会システム科学部助教。学部改組により、2024年より千葉工業大学未来変革科学部助教(現在に至る)。
専門はカリブ海文学・思想。
論文 
“Peasant Sensibility and the Structures of Feeling of 'My People' in George Lamming's In the Castle of My Skin”(Small Axe, Vol. 27, Number 1(70), 2023年)
“'Who You are, Negre?' : Gaze and Voice in Madness in Derek Walcott’s Dream on Monkey Mountain”(Anthurium, Vol. 19, Issue 1, 2023年)など。 

2024年11月12日現在

  

以上

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