サントリー（株）は、「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード（DWWA：Decanter World Wine Awards）2023」において、日本ワイン「SUNTORY FROM FARM 登美の丘 甲州 2021^※1」が、今回日本から出品されたワインの中で最高位となる、プラチナ賞を受賞しました。
　なお、「同 ワインのみらい 立科町 甲州 冷涼地育ち 2021^※2」が金賞を、「同 登美の丘 プティ・ヴェルド 2020^※2」「同 甲州 日本の白 2020」「同 ワインのみらい 高山村シャルドネ キュベスペシャル 2021^※2」は銀賞を受賞しました。 

※1　2023年秋以降発売予定

※2　サントリー登美の丘ワイナリーと当社オリジナルECサイト「SUNTORY FROM FARM Online Shop」で販売。「同 ワインのみらい 立科町 甲州 冷涼地育ち 2021」については長野県内の酒販店でも販売。

　今回同アワードには18,250点のワインが出品され、うち125点のワインがプラチナ賞を、705点が金賞を受賞しました。本受賞は、当社のワインづくりに対する取り組みと品質が高く評価されたものと、大変意義深く受け止めています。 

　当社は、「良いワインはよいぶどうから」の理念のもと、100年以上にわたって日本の風土と向き合い、栽培・醸造技術を磨き上げ、ぶどうづくり・ワインづくりに取り組んできました。2022年には新ブランド「SUNTORY FROM FARM」を立ち上げ、ブランド名にもある「FROM FARM（すべては畑から）」のコンセプトのもと、日本の風土の中で畑からぶどうをつくることに一層向き合い、高品質で丁寧なものづくりを行っています。

　今回受賞したワイン2種は、サントリー登美の丘ワイナリーと、長野県立科町の自社管理畑で、つくり手が自ら栽培した日本固有品種「甲州」100％でつくられています。これからも同品種の品質向上・テロワールの多様性を追求し、日本ワインの魅力をさらにお客様にお伝えしていきます。

●サントリー（株）取締役常務執行役員 ワインカンパニー社長 吉雄 敬子 コメント
今回の受賞を大変喜ばしく、光栄に思います。
私たちは、祖業であるワインを1909年以来100年以上にわたり、ぶどうからつくり続けてきました。変化を続ける日本の風土に向き合い、最高峰を目指す「ものづくりへの想い」を込めて、今もさまざまな挑戦を続けています。
今回、日本固有品種である「甲州」を、登美の丘と立科、それぞれのテロワールに向き合い栽培してつくりあげたワインが高く評価されたことを意義深く受け止めています。当社の日本ワインが「ジャパニーズワイン」として世界中のお客様にお楽しみいただけるように、これからも丁寧で高品質なものづくりを実践していきます。

●プラチナ賞
「SUNTORY FROM FARM 登美の丘 甲州 2021」について
雨が少なく、日当たりが良く、昼夜の寒暖差が生まれる“登美の丘”の環境で、長い間つくり手が技と愛情をこめて甲州をはじめとするぶどうを育ててきましたが、2021年は特に凝縮感の高いぶどうを収穫することができました。
中味は、夏みかんやはっさくなど酸味のある和柑橘を思わせる香りに、白い花とりんごのような香りもほのかに感じられます。パン生地のような旨味感に、透明感のある果実味とみずみずしい酸味のメリハリが感じられる、辛口で凝縮感ある白ワインです。

●金賞
「同 ワインのみらい 立科町 甲州 冷涼地育ち 2021」について
冷涼地での甲州の栽培に畑づくりから挑戦しました。ファーストヴィンテージである2021年は、豊かな果実味と爽やかな酸味をあわせ持つぶどうが収穫できました。
中味は、熟したりんごや花の香りに加え、レモンのような香りもほのかに感じられます。ぶどうの熟度が強く表れた果実味と、立科の冷涼な気候を感じさせるしっかりとした酸味が特長です。