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ニュースリリース
  • (2023/2/21)
  • サントリーホールディングス株式会社
    サントリー食品インターナショナル株式会社

サントリー九州熊本工場が
Alliance for Water Stewardship(AWS)認証において「Platinum」を取得
258の認証拠点中、世界最高レベルの評価

― 工場を起点とした流域全体での包括的な取り組みを高く評価 ―

 サントリー九州熊本工場が、工場周辺流域の持続可能な水利用に関する「Alliance for Water Stewardship(以下AWS)」認証において、最高位である「Platinum」を取得しました。
 なおサントリーグループでは、2018年にサントリー天然水 奥大山ブナの森工場が日本で初めてAWS認証を取得。2022年にはサントリー天然水 南アルプス白州工場が同認証を取得しております。今回はこれらの認証よりさらにレベルの高い、最高位での認証となります。

 AWSは、世界自然保護基金(WWF)やThe Nature Conservancy(TNC)等のNGOと企業が共同で設立した、「水のサステナビリティ」をグローバルにリードする国際的に権威のある機関です。AWS認証は、世界中の工場を対象とした持続可能な水利用に関する認証で、水の保全やスチュワードシップ(管理する責任)の推進を目的としています。
 サントリーグループは2021年2月に、同機関※1と連携協定を締結。日本で初めて同機関のメンバーシップ企業となり、日本における水のサステナビリティ推進のリーダーシップを担うべくさまざまな取り組みを進めています(ニュースリリースNo.13850参照)。 

※1 現在の機関名で記載。締結当時の名称は「AWSアジア・パシフィック」。

 サントリー九州熊本工場の水源涵養エリアでは、熊本県、近隣町村などとの協定のもと、約420haにわたる「サントリー 天然水の森 阿蘇」で森林整備活動を展開。さらに工場周辺の水田で湛水(たんすい)農地「冬水田んぼ※2」と呼ばれる地下水涵養活動を(公財)くまもと地下水財団、益城町、協力農家とともに実施し、「サントリー 天然水の森」と一体となった涵養活動を行っています。今回の認証においては、工場での節水や水質管理の取り組みに加え、周辺流域における水収支の把握、科学的データに基づく水源涵養活動や「冬水田んぼ」のほか、工場の生産活動で生じるあらゆる水利用について、流域におけるさまざまなステークホルダーと連携した取り組みが高く評価されました。 

※2 肥沃土の生成や雑草の減少を目的とし、休耕する冬期の田に水を張る伝統農法。水が地下に浸透することによる効率的な地下水涵養が期待されている。サントリーグループはより幅広く地下水涵養を機能させるべく、2010年から行政や地域の協力のもと熊本県上益城郡益城町にて活動を実施。

 サントリーグループは、水や農作物など自然の恵みに支えられた食品酒類総合企業として、グループ全体で共有する「水理念」のもと、自然環境の保全・再生活動など、さまざまな取り組みをグローバルに推進しています。当グループは今後も水を大切に使い、きれいにして自然に還すだけでなく、水を育む森を守る「サントリー 天然水の森」活動など、自然界における水の健全な循環への貢献、すなわち「水のサステナビリティ」を事業活動における最も重要な課題と認識し、自然環境の保全・再生につながる活動にグループ一丸となって取り組んでいきます。 

●サントリーホールディングス(株)常務執行役員
サステナビリティ経営推進本部長 藤原 正明 コメント
サントリーグループのものづくりに欠かせない水を守るため、2003年に水源涵養活動「サントリー 天然水の森」を開始しました。この活動は今年で20周年を迎え、今ではサントリーグループ国内工場で汲み上げる地下水量の2倍以上の水を涵養しています。また、2030年に向けては、全世界の自社工場の過半数で「ウォーター・ポジティブ」を目指しています。
今回、工場を起点とした流域全体での取り組み、多様なステークホルダーとの連携などを大変高く評価いただき、サントリー九州熊本工場がAWS認証で最高レベルの「Platinum」を取得したことを嬉しく思います。人と自然と響きあう社会の実現に向けて、今後も「水のサステナビリティ」推進のリーダーシップを担うべくさまざまな取り組みを進めていきます。 

●(公財)くまもと地下水財団 コメント
サントリー九州熊本工場は、(公財)くまもと地下水財団が地下水保全に積極的に取り組む企業等を顕彰する地下水保全顕彰制度で最優秀グランプリに認定しており、熊本県域の地下水保全活動を実践するトップランナーです。
サントリーグループが熊本地域で実施している、「サントリー 天然水の森 阿蘇」「冬水田んぼ」での森・川・田んぼ一体となった地下水涵養活動や、次世代環境教育として水の大切さを伝える「サントリー 水育」は、熊本県域の地下水の持続可能性に貢献する活動となっております。今後も、熊本県域の地下水保全活動に継続して取り組んでいかれることを期待しています。

▼サントリーグループのサステナビリティ
 https://www.suntory.co.jp/company/csr/

▼水のサステナビリティ
 https://www.suntory.co.jp/company/csr/env_water/

▼サントリーグループの環境活動
 https://www.suntory.co.jp/eco/

▼「サントリー 天然水の森」
 https://www.suntory.co.jp/eco/forest/

▼「サントリー 水育」
 https://suntory.jp/MIZU-IKU/

 

以上

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