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ニュースリリース
  • (2022/11/15)

第44回 サントリー学芸賞 受賞者略歴

〔政治・経済部門〕

鎌田 雄一郎(かまだ ゆういちろう)
1985年、神奈川県鎌倉市生まれ。37歳。
2007年、東京大学農学部緑地環境学専修卒業。
2012年、ハーバード大学大学院経済学部博士課程修了。PhD(経済学)。
イェール大学コウルズ財団ポストドクトラルアソシエイト、カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院助教授を経て、2019年よりカリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院准教授。2021年より東京大学大学院経済学研究科グローバルフェローを兼任(現在に至る)。
専門はゲーム理論、経済学。
著書
『ゲーム理論入門の入門』(岩波書店、2019年)
『16歳からのはじめてのゲーム理論 ― “世の中の意思決定”を解き明かす6.5個の物語』(ダイヤモンド社、2020年)
論文
"Voter Preferences, Polarization, and Electoral Policies"(共著、American Economic Journal: Microeconomics 第6巻 第4号所収、2014年)
"Revision Games"(共著、Econometrica 第88号所収、2020年)など。


今野 元(こんの はじめ)
1973年、東京都立川市生まれ。49歳。
1997年、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。
2002年、ベルリン・フンボルト大学第一哲学部歴史学科修了。哲学博士。
2005年、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。
愛知県立大学外国語学部准教授、ミュンヘン現代史研究所客員研究員などを経て、2015年より愛知県立大学外国語学部教授(現在に至る)。
専門は政治学、歴史学。
著書
『マックス・ヴェーバー ― ある西欧派ドイツ・ナショナリストの生涯』(東京大学出版会、2007年)
『教皇ベネディクトゥス一六世 ― 「キリスト教的ヨーロッパ」の逆襲』(東京大学出版会、2015年)など。 

 

〔芸術・文学部門〕

邵 丹(しょう たん)
1985年、中華人民共和国江蘇省揚州市生まれ。37歳。
2007年、北京語言大学外国語学院卒業。
2010年、上海外国語大学高級翻訳学院修士課程修了。
2019年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。
日本学術振興会特別研究員(DC2)、名古屋外国語大学教養教育推進センター専任講師などを経て、2022年より東京外国語大学世界言語社会教育センター専任講師(現在に至る)。
専門は翻訳研究、世界文学論、ジェンダー研究。
論文
「『反』骨のSF作家・劉慈欣と『三体』三部作による時代啓示」(『Artes MUNDI』第6号所収、2021年)
「第三の次元に属する現代語 『対話』としての世界文学」(『ユリイカ』2022年8月号所収)など。
その他
「解説/記憶の交換 ― 個人と集団のはざまで」(トニ・モリスン著、藤本和子訳、『タール・ベイビー』所収、早川書房、2022年)


奈倉 有里(なぐら ゆり)
1982年、東京都豊島区生まれ。39歳。
2008年、ロシア国立ゴーリキー文学大学卒業。
2017年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。
2020年、博士(文学)。
数多くのロシア文学の翻訳を手がけつつ、現在、早稲田大学教育学部や東京大学教養学部、聖心女子大学で非常勤講師を務める。
専門はロシア詩、現代ロシア文学。
著書
『夕暮れに夜明けの歌を ― 文学を探しにロシアに行く』(イースト・プレス、2021年)


村島 彩加(むらしま あやか)
1982年、東京都千代田区生まれ。40歳。
2013年、明治大学大学院文学研究科演劇学専攻博士後期課程単位取得満期退学。
2021年、博士(文学)。
2014年~2017年、日本学術振興会特別研究員PD。現在、明治大学文学部文学科演劇学専攻兼任講師、青山学院大学非常勤講師を務める。
専門は日本近代演劇(主に歌舞伎、宝塚歌劇)。
著書
『興行とパトロン(近代日本演劇の記憶と文化 7)』(共著、森話社、2018年)
『演劇と音楽』(共著、森話社、2020年)
『演劇とメディアの20世紀(近代日本演劇の記憶と文化 8)』(共著、森話社、2020年)など。

 

〔社会・風俗部門〕

岩間 一弘(いわま かずひろ)
1972年、神奈川県川崎市生まれ。50歳。
1998年、慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。
2003年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。
上海社会科学院歴史研究所訪問研究員、香港大学アジア研究センター訪問研究員、台湾中央研究院近代史研究所訪問研究員、千葉商科大学商経学部准教授、同学部教授などを経て、2015年より慶應義塾大学文学部教授(現在に至る)。
専門は東アジア近現代史、食の文化交流史、中国都市史。
著書
『上海大衆の誕生と変貌 ― 近代新中間層の消費・動員・イベント』(東京大学出版会、2012年)
『中国料理と近現代日本 ― 食と嗜好の文化交流史』(編著、慶應義塾大学出版会、2019年)など。


藪 耕太郎(やぶ こうたろう)
1979年、兵庫県西宮市生まれ。43歳。
2002年、立命館大学文学部文学科卒業。
2010年、立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。
仙台大学体育学部専任講師を経て、2015年より仙台大学体育学部准教授(現在に至る)。
専門は武道史、スポーツ史、身体文化史。
著書
『海を渡った柔術と柔道 ― 日本武道のダイナミズム』(共著、青弓社、2010年)
Challenging Olympic Narratives:Japan, the Olympic Games and Tokyo 2020/21(共編著、Ergon Verlag、2021年)など。

 

〔思想・歴史部門〕

筒井 清輝(つつい きよてる)
1971年、東京都世田谷区生まれ。51歳。
1995年、京都大学文学部哲学科社会学専攻修士課程修了。
2002年、スタンフォード大学大学院博士課程修了。博士(社会学)。
ミシガン大学社会学部教授、同大学ドニア人権センター所長、同大学日本研究センター所長などを経て、2020年よりスタンフォード大学社会学部教授(現在に至る)。同大学ヘンリーH&トモエタカハシ記念講座教授、同大学アジア太平洋研究センタージャパンプログラム所長、同大学人権・国際正義センター所長などを務める。
専門は国際・政治社会学、社会運動論、人権。
著書
Rights Make Might:Global Human Rights and Minority Social Movements in Japan(オックスフォード大学出版局、2018年)
The Courteous Power: Japan and Southeast Asia in the Indo-Pacific Era(編著、ミシガン大学出版局、2021年)など。


中 真生(なか まお)
1972年、東京都渋谷区生まれ、千葉県松戸市出身。50歳。
1997年、東京大学文学部哲学専修課程卒業。
2003年、ブリュッセル自由大学DEA超領域学科修了。
2004年、ストラスブール第2大学(マルク・ブロック大学)DEA社会学科修了。
2005年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。
2007年、博士(文学)。
東京大学大学院人文社会系研究科助手、神戸夙川学院大学観光学部准教授、神戸大学大学院人文学研究科准教授などを経て、2021年より神戸大学大学院人文学研究科教授(現在に至る)。
専門は現代哲学、倫理学。
著書
Phenomenology of Pregnancy(共著、セーデルトーン大学出版、2016年)
論文
「「母であること」(motherhood)を再考する ― 産むことからの分離と「母」の拡大」(『思想』2019年5月号所収)など。 

2022年11月15日現在

  

以上

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