― 日本企業として初の加盟。原料のサステナブル調達を加速 ―
サントリーグループは、より良い世界のための持続可能な農業を目指す国際団体「SAI(Sustainable Agriculture Initiative)プラットフォーム」に7月に加盟しました。なお、同団体への加盟は日本企業初となります。
「SAIプラットフォーム」は、持続可能な農業を目指し2002年に設立された国際的な団体で、農協(農業協同組合)・製造業者・小売業者などフードシステムに関わる幅広い業種から、150以上の組織が加盟しています。持続可能な農業の実践状況を評価する約130の項目からなる「FSA(Farm Sustainability Assessment)」評価システムを提供しています。
当グループは、持続可能な社会の実現に貢献すべく、2011年に「サステナブル調達基本方針」、2017年に「サントリーグループ・サプライヤーガイドライン」を制定。2019年には世界最大のサプライヤーエシカル情報の共有プラットフォーム「Sedex」に加盟(ニュースリリースNo.13563参照)し、サステナブル調達に取り組んでいます。日本では、緑茶飲料の原料となる茶葉の産地と連携し、茶葉製造工程において、一般的な製造工程に比べてGHG排出量を30%以上削減※できるプロセスを導入したり、イギリスでは、飲料の「Ribena」の原料となるカシスの生産農家に対して農業支援を行うなど、これまでもさまざまな取り組みを進めてきました。
今後は、「SAIプラットフォーム」を活用し、持続可能な農業をリードする企業や個人とのネットワーク構築・協業などを図っていくことで、原料のサステナブル調達をよりいっそう推進していきます。
※生葉から荒茶までの緑茶原料の製造工程における製造重量あたりの排出量
●サントリーホールディングス(株)常務執行役員
サステナビリティ経営推進本部長 小野 真紀子 コメント
サントリーグループは「人と自然と響きあう」を企業理念に掲げ、サステナビリティ経営を進めております。このたび「SAIプラットフォーム」に加盟できたことを喜ばしく思っています。本加盟を通じ持続可能な農業のベストプラクティスとグローバルなアプローチを学び、環境や社会にも配慮し、自然の恵みに基づいた持続可能な未来を実現していきます。
▼サントリーグループのサステナビリティ・ビジョン
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