― AI学習・運用のプラットフォーム開発を目指す ―
サントリーホールディングス(株)は、AIのパフォーマンスを高めるためのAI学習・運用サービスを開発・提供する(株)Citadel AI(本社:東京都渋谷区、以下Citadel AI社)に、3月30日(水)に資本参加しました。
Citadel AI社は、過去に米国大手検索エンジンのAI研究部門でAIインフラ構築責任者を務めたエンジニアが、開発を主導するスタートアップ企業です。AIの性能の維持・改善に必要となるさまざまな自動モニタリングサービスを提供しています。
昨今、さまざまな領域でAI導入が進む一方で、AIが持つポテンシャルを出し切ることの難しさや、運用ツールが一本化できないことなどが課題とされています。
昨年、サントリーグループのIT戦略実行組織であるサントリーシステムテクノロジー(株)が、当グループで稼働中のAIに対し、Citadel AI社が提供するモニタリングサービスの適用検証を行いました。
その結果、今後の当グループのAI性能向上に長期的に貢献するものと考え、今回の資本参加に至りました。
当グループは、デジタル技術を駆使して、お客様にお届けする商品やサービス、業務オペレーションを革新することを目指しています。
AIについては、生産計画の立案(ニュースリリースNo.SBF0756参照)や製造ラインでの異常検知をはじめ、R&DやSCM(Supply Chain Management)などの分野で幅広くAIを活用してきました。今後も事業成果を最大化するべく、さらに高度なAI活用を推進していきます。そのために、さまざまなAIのパフォーマンス向上に寄与する学習・運用プラットフォームの構築や活用に取り組みます。
当社の未来事業開発部は、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)機能を有する部署として、スタートアップ企業との連携を推進しており、今回の出資もその一環の取り組みです。今後も、既存事業でのイノベーションや新たな成長領域創出の加速を目指し、活動を強化していきます。
以上
サントリーお客様センター https://www.suntory.co.jp/customer/