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ニュースリリース
  • (2021/11/11)

第43回 サントリー学芸賞 受賞者略歴

〔政治・経済部門〕

中井 遼(なかい りょう)
1983年、兵庫県出石町(現・豊岡市)生まれ、北海道札幌市出身。38歳。
2006年、立教大学法学部政治学科卒業。
2012年、早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。
外務省国際情報統括官組織第四国際情報官室専門分析員、日本学術振興会特別研究員(DC2)、早稲田大学政治経済学術院助手、立教大学法学部助教などを経て、2016年より北九州市立大学法学部政策科学科准教授(現在に至る)。
専門は比較政治学。
著書
『デモクラシーと民族問題 ― 中東欧・バルト諸国の比較政治分析』(勁草書房、2015年)
『人の国際移動とEU ― 地域統合は「国境」をどのように変えるのか?』(共著、法律文化社、2016年)
Risks, Identity and Conflict: Theoretical Perspectives and Case Studies(共著、Palgrave Macmillan、2021年)など。


中西 嘉宏(なかにし よしひろ)
1977年、兵庫県尼崎市生まれ。43歳。
2001年、東北大学法学部卒業。
2007年、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。
日本貿易振興機構・アジア経済研究所研究員、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院客員研究員などを経て、2013年より京都大学東南アジア研究所准教授。名称変更により、2017年より京都大学東南アジア地域研究研究所准教授(現在に至る)。
専門は東南アジア研究、比較政治学。
著書
『軍政ビルマの権力構造 ― ネー・ウィン体制下の国家と軍隊1962-1988』(京都大学学術出版会、2009年)
Strong Soldiers, Failed Revolution: The State and Military in Burma, 1962-88』(National University of Singapore Press & Kyoto University Press、2013年)
『ミャンマー2015年総選挙 ― アウンサンスーチー新政権はいかに誕生したのか』(共著、アジア経済研究所、2016年)など。


〔芸術・文学部門〕

川瀬 慈(かわせ いつし)
1977年、岐阜県揖斐川町生まれ。44歳。
2010年、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。
日本学術振興会特別研究員(PD)(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)、日本学術振興会海外特別研究員(マンチェスター大学グラナダ映像人類学センター)などを経て、2017年より国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授(現在に至る)。この間、客員教授としてハンブルグ大学、ブレーメン大学、山東大学、アジスアベバ大学等で講義を担当。
専門は映像人類学、アフリカ地域研究。
著書
『ストリートの精霊たち』(世界思想社、2018年)
『あふりこ ― フィクションの重奏/偏在するアフリカ』(編著、新曜社、2019年)
『叡智の鳥』(Tombac/インスクリプト、2021年)など。 


堀井 一摩(ほりい かずま)
1977年、新潟県長岡市生まれ。44歳。
1999年、上智大学文学部英文学科卒業。
2019年、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。博士(学術)。
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻助教を経て、現在、津田塾大学、法政大学、埼玉県立大学、早稲田大学などで非常勤講師を務める。
専門は日本近代文学、批評理論。
著書
『1Q84 スタディーズ BOOK2』(共著、若草書房、2010年)
『世界文学としての〈震災後文学〉』(共著、明石書店、2021年)など。


〔社会・風俗部門〕

小島 庸平(こじま ようへい)
1982年、東京都世田谷区生まれ。39歳。
2011年、東京大学大学院農学生命科学研究科農業・資源経済学専攻博士課程修了。博士(農学)。
日本学術振興会特別研究員(DC2)、東京大学農学特定研究員、東京農業大学国際食料情報学部助教などを経て、2019年より東京大学大学院経済学研究科准教授(現在に至る)。
専門は日本農業史、日本金融史、日本経済史。
著書
『大恐慌期における日本農村社会の再編成 ― 労働・金融・土地とセイフティネット』(ナカニシヤ出版、2020年)など。


竹倉 史人(たけくら ふみと)
1976年、東京都世田谷区生まれ。45歳。
2000年、武蔵野美術大学造形学部映像学科中退。
2005年、東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。
2019年、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程満期退学。
独立研究者として大学講師の他、講演や執筆活動を行う。人類学者。
専門は人類学。
著書
『輪廻転生 ― 〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語』(講談社、2015年)
Spirituality as a Way: The Wisdom of Japan』(共著、Trans Pacific Press & Kyoto University Press、2021年)


〔思想・歴史部門〕

上村 剛(かみむら つよし)
1988年、東京都中野区生まれ。32歳。
2020年、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。
日本学術振興会特別研究員(DC2)、プリンストン大学歴史学部訪問学生研究協力員などを経て、2020年より、日本学術振興会特別研究員(PD)(法政大学)(現在に至る)。
専門は政治思想史。
論文
「アメリカ革命と歴史叙述の政治思想 ― ドミニオン・セオリーをめぐる対抗」(『社会思想史研究』44号所収、2020年)
「アメリカ啓蒙と陰謀論」(『日本18世紀学会年報』36号所収、2021年)など。


北村 陽子(きたむら ようこ)
1973年、愛知県半田市生まれ。48歳。
2004年、名古屋大学大学院文学研究科史学地理学専攻博士後期課程満期退学(西洋史学専門)。博士(歴史学)。
愛知工業大学基礎教育センター准教授などを経て、2018年より名古屋大学大学院人文学研究科准教授(現在に至る)。
専門はドイツ近現代史。
著書
『核と放射線の現代史 ― 開発・被ばく・抵抗』(共著、昭和堂、2021年)など。
論文
「ヨーロッパの戦争博物館における世界大戦の展示」(『同時代史研究』13号所収、2020年)など。 

2021年11月11日現在

  

以上

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