公益財団法人サントリー文化財団(理事長 鳥井信吾)は、第43回「サントリー地域文化賞」を下記の5団体に贈呈することを決定しました。
本賞は、地域文化の発展に貢献した個人または団体を顕彰するものです。原則として毎年5件を顕彰しています。受賞者には正賞として楯、副賞として300万円を贈呈します。
1979年の本賞創設以来、本年度の受賞者を加えると230件を顕彰、受賞者は全都道府県にわたっています。
◎受賞者は次の通りです。
北海道鹿追町(しかおいちょう) 「しかりべつ湖コタン」
凍った湖に雪と氷だけでつくる集落(コタン)で、冬の十勝の魅力を発信
代表 然別湖コタン実行委員会実行委員長 喜井 知己(きい ともみ)氏
秋田県秋田市 「秋田県民謡協会」
暮らしの中で唄われてきた秋田民謡の普及に務め、民謡界を牽引
代表 秋田県民謡協会理事長 王藤 正蔵(おうとう しょうぞう)氏
福島県郡山市 「民俗芸能を継承するふくしまの会」
東日本大震災で被害を受けた県内の民俗芸能団体の活動を支援
代表 特定非営利活動法人民俗芸能を継承するふくしまの会理事長 懸田 弘訓(かけた ひろのり)氏
茨城県 「霞ケ浦の帆引船(ほびきせん)・帆引網漁法(ほびきあみぎょほう)の保存活動」
観光操業や調査を通じ、霞ケ浦のシンボル「帆引船・帆引網漁法」を伝承
代表 霞ケ浦の帆引船・帆引網漁法の保存活動代表 戸田 廣(とだ ひろし)氏
群馬県高崎市 「群馬交響楽団」
文化による戦後復興を目指し誕生した地方オーケストラの草分け
代表 公益財団法人群馬交響楽団理事長 山本 一太(やまもと いちた)氏
◎選評・受賞者活動概要については、下記URLよりご覧ください。
https://www.suntory.co.jp/news/article/13983-2.html
◎選考経過
本賞は、日本全国の音楽、演劇、美術、歴史・伝統継承、国際交流、コミュニティ活動などを対象とし、選考にあたっては、地域の意見・評価を十分尊重するため、全国各地の新聞社ならびにNHKから推薦をいただいています。推薦いただいた候補について、書面審査のあと現地調査を行い、活動実績、その独自性、地域の文化向上に与えた影響、継続性および将来への発展性などの選考基準に照らした慎重な選考により、受賞者を決定しました。
◎選考委員
飯尾 潤氏(政策研究大学院大学教授)
梯 久美子氏(ノンフィクション作家)
佐々木 幹郎氏(詩人)
田中 優子氏(法政大学名誉教授)
藤森 照信氏(東京大学名誉教授)
御厨 貴氏(東京大学名誉教授)
◎「公益財団法人サントリー文化財団」について
サントリー文化財団は、サントリーの創業80周年を記念して、1979年2月に大阪で設立されました。その目的は、国際化、情報化、高度大衆化社会の時代に応えて、それを支える学術研究の育成、文化活動の振興ならびに国際理解の促進に寄与することにあります。
ホームページ https://www.suntory.co.jp/sfnd/
以上