南アルプスは標高3,000mを越える高峰13座を有する山岳地帯で、広大な森林の中で多様な動植物が生息しています。
1964年にその一部が国立公園に指定され、2014年には山梨、静岡、長野の計10市町村が「ユネスコエコパーク」に登録されるなど、その自然環境が評価されています。
南アルプスは標高3,000mを越える高峰13座を有する山岳地帯で、広大な森林の中で多様な動植物が生息しています。
1964年にその一部が国立公園に指定され、2014年には山梨、静岡、長野の計10市町村が「ユネスコエコパーク」に登録されるなど、その自然環境が評価されています。
南アルプスから工場にかけては、花崗岩(かこうがん)という岩の地層が広がっています。花崗岩は地下深くでゆっくりと冷えて固まった火成岩の一種で、水を含みやすい特徴を持つ岩です。
この花崗岩層でできた天然の濾過装置を、南アルプスに降った雨や雪がおよそ20年以上かけてゆっくりとくぐり抜けることによって、適度なミネラルを含む天然水へと磨かれていきます。
天然水南アルプス白州工場では、自然の恵みをそのままに、安全な天然水をお届けするため、無菌環境でのボトリングなど、徹底した品質管理を行っています。また、成分分析等によって定期的に水質を検査するとともに、水博士の異名をもつ、水専門の官能検査員が味や匂いの厳しいチェックを行っています。
天然水南アルプス白州工場は環境への負荷の低減を考え、省資源・省エネルギーの活動を追求しています。生産棟の屋根一面には約490KWの太陽光発電パネルを設置し、見学通路の電力の一部を補っています。
原水チェック毎日、検査を行い、徹底的に水質をチェックしています。
また、定期的に外部機関にも検査を依頼しています。
ろ過・殺菌汲み上げた原水はキメ細かいフィルターを通してろ過。
ミネラル分や味わいを損なうことなく、高温で瞬間的に殺菌しています。
ボトリング高度な無菌環境を保つことのできる「クリーン・チャンバー」内でボトリング。
出荷製品は厳しいチェックをした上で出荷されます。その製品が、いつ製造され、どう流通されているかを把握するトレーサビリティも徹底しています。
水のエキスパートである官能検査員が目で鼻で舌で、水に異常がないかどうかを確かめます。
pHや硬度など、水の成分をいくつかの化学検査によってチェックします。
水の中に問題となる微生物が存在していないかを徹底的に、厳密に調ベ上げます。
ボトルに傷がないか、濁りや沈殿がないかを機械だけでなく、 人間の目でも確かめます。
専門器具を使用した放射性物質検査を継続的に実施します。
併設する白州蒸溜所の敷地内にはバードサンクチュアリ(鳥の聖域)があります。
豊かな自然と周囲の清流に恵まれた この地には年間約50種類の野鳥が訪れます。
環境の変化に敏感な野鳥たちは、自然環境のバロメーターです。
天然水はもとをたどれば森で生まれます。山に降った雨や雪解け水は、豊かな森のふかふかの土に受け止められて地中にしみ込み、天然水へ育まれていきます。
サントリーでは工場で汲み上げる地下水よりも多くの水を生み出す森づくりを、全国各地で社内外の専門家とともに行っています。
2019年6月に「天然水の森 南アルプス」の面積を拡大したことにより、目標に掲げていた“サントリーグループ 国内工場で汲み上げる地下水量の2倍以上の水の涵養”を達成しました。「天然水の森」活動は2024年現在、16都府県25カ所にまで拡大し、その総面積はおよそ1万2千haにまで広がっています。