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ものづくりに
こだわり続けて、
100年以上。
登美の丘ワイナリーの丘を登ると、そこにはすばらしい景色が広がっています。雄大な富士山の姿と、眼下に望む甲府盆地。その美しさから、登って美しい丘、“登美の丘”と呼ばれていたのが、登美の丘ワイナリーの名前の由来です。
この土地でぶどうをつくり続けて100年余り。広大な自家ぶどう畑で、頑なに土からつくり上げ、育てたぶどうを、ひとつひとつ丁寧に手摘みして、醸造、瓶詰め、熟成、販売まで、一貫したワインづくりを行ってきました。
登美の丘の土地の個性を最大限に引き出したい。そう考えるつくり手の情熱と、恵まれた気候風土が掛け合わさって、ここにしかないワインは生み出され続けているのです。
ここは、
私たちが探し求めた、
ワインづくりの理想郷。
ワイン用ぶどうは一般的に、雨が少なく、日あたりが良く、一日の寒暖差が激しい気候を好みます。登美の丘は、富士山や南アルプス・甲斐駒ヶ岳・八ヶ岳など、まわりを高い山々に囲まれた立地。そのため雨雲が来ることが少なく、山梨の中では雨の少ない場所に位置しています。
また、畑が南向き斜面に広がっているため、日あたりに恵まれ、標高は高く冷涼な気候。収穫期は昼夜の気温差が10度以上になる日も多く、それによりぶどうの熟度が高まります。登美の丘はまさに、ぶどうづくりにとって理想的と言える環境なのです。
さらに、微妙な日照時間の差や標高差、地形、土壌など、さまざまな条件を考慮して、ぶどう畑を約50もの区画に分けて管理していることも、登美の丘ワイナリーのこだわりのひとつです。最適な場所で最適なぶどう品種を育てるために。恵まれた環境に甘んじることなく、私たちはできることのすべてを尽くします。
1. 雨が少ない
降雨量(年間) |
約
1,100mm |
---|---|
日本平均 | 約 1,600 mm |
ボルドー平均 | 約 850 mm |
2. 日照時間が長い
日照時間(年間) | 約
2,250時間 |
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日本平均 | 約 1,900 時間 |
ボルドー平均 | 約 2,000 時間 |
3. 昼夜の寒暖差がある
昼夜の気温差 |
10度以上になる日が多い |
---|
大げさではなく、
ぶどうの一粒一粒に
愛情を込めて育てます。
良いワインはよいぶどうがつくり、良いぶどうはよい樹がつくる。良い樹を育てるには、土壌を抜きにしては考えられません。登美の丘は、もともと粘土とシルト(粒状が砂より小さく、粘土より大きい堆積土)と砂が適度に混ざった火山性の水はけの良い土壌。栽培にたずさわるつくり手の「栽培家」たちは、この土壌の特性を生かしながら改良を加え、水はけを考慮した排水を考え、徹底的に土を知る努力を続けることで、さらなるぶどうの品質向上を目指してきました。
また、栽培家たちは場内のぶどう畑で主に11品種ものぶどうを管理・栽培しています。登美の丘の気候風土のなかで、どの畑にどんな品種が適しているのか、どう栽培したらいいか。常に考えながら、愛情を込めてぶどうの世話をしているのです。さらに近年では、この土地の個性を最大限に活かすために、無理に耕すことなく、自然に育つ草花と一緒にぶどうを育てる「不耕起創生栽培」に取り組むほか、日本固有のぶどう品種「甲州」の栽培強化を進めています。より良いワインをつくるために、私たちの挑戦が止まることはありません。
主な栽培品種
※2024年5月現在
・赤ワイン
カベルネ・ソーヴィニヨン / メルロ / プティ・ヴェルド / ビジュノワール / マスカット・ベーリーA / シラー / マルスラン / タナ
・白ワイン
シャルドネ / 甲州 / リースリング・イタリコ / アルバリーニョ
醸造家。それは、
ぶどうの個性を引き出す仕事。
醸造にたずさわるつくり手、「醸造家」たちは、その年ごとに異なるぶどうの個性を見極め、それぞれに最適な醸造方法を見出していきます。畑を約50区画に分けて育てられたぶどうは、区画ごとに収穫。可能な限り別々に醸造をおこない、原酒をつくり分けています。それは、ぶどうの個性や特徴を最大限に引き出すことを、何より大切にしているから。
醸造をおこなう際は、酸化を防ぐためにあらゆる方法を駆使し、慎重かつ丁寧にぶどうを扱います。そして豊富な経験に基づいた醸造家の、こまやかで愛情あふれる作業によって、一本一本、この土地の特徴を表現した、登美の丘ならではの味わいに仕上がっていくのです。
サントリーのものづくりを見学
サントリーグループは、日本・米州・欧州の飲料・食品および酒類事業に関わる全ての自社生産研究拠点で
購入する電力の100%再生可能エネルギー化を達成しています。
1909 -
日本ワインのふるさと
登美の丘ワイナリー
山梨県
1923 -
日本最古のモルトウイスキー蒸溜所
山崎蒸溜所
大阪府
1963 -
ザ・プレミアムモルツ発祥の地
〈天然水のビール工場〉 武蔵野
東京都
1969 -
豊かな水と自然に恵まれた都
〈天然水のビール工場〉 京都
京都府
白州の森・未来を育む森林公園工場