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「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場~連載第1回~」

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〈工場の人に聞いてみた!〉
「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場~連載第1回~」

2023.1.12

コウ
今日は冷えるね。雪も降ってるし。
ジョー
雪が降るとテンションがあがるね。
ケン
そういえばさ、冬の期間、お休みをしてる工場あるよね。
ジョー
奥大山ブナの森工場?
ケン
そうそう。やっぱり、雪がたくさん降るからなのかな。
ジョー
奥大山ってどういうとこなんだろう?
コウ
わかんない・・・。
ケン
よし!ご案内係に聞いてみよう。

鳥取県にある「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」から工場で働くスタッフの仕事の様子・こだわりを連載でお伝えします。第1回目の今回は、工場とそこで働く人を工場見学のご案内係に紹介してもらいます!

「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」をもっと知ってほしい!

ファクトリップをご覧の皆さん、こんにちは。
「サントリー天然水 奥大山(おくだいせん)ブナの森工場」のご案内係です。

2023年1月から、工場見学は冬季休業になりますが工場での生産は日々続いています。
工場のことをもっと知ってほしい!そんな想いから工場で働くスタッフの仕事の様子・こだわりを今後連載でお伝えしていきますよ。

まずは工場がどんな場所にあるのかをご紹介

早速ですが、サントリーの天然水ブランドには南アルプス、阿蘇、北アルプスなど複数の水源があることを知っていますか?その水源のひとつが奥大山。鳥取県日野郡江府町に工場があります。

奥大山は中国地方の最高峰である大山の南側、烏ヶ山(からすがせん)のふもとに広がるエリアで、工場周辺からも大山や烏ヶ山の雄大な様子を見ることができます。大山は古くから『神様が住んでいる山』として地域の人々に大切に守られてきました。そのため、奥大山エリアには国立公園に指定されるほどの豊かな自然が残っています。

自然豊かな奥大山エリアは年間を通して多くの雨や雪が降り、それが長い年月をかけて森の土壌にしみ込み、やがて地下水となっていきます。

そんな森によって育まれた水をサントリー天然水としてお届けしているのが、奥大山ブナの森工場。

天然水を製造している工場と聞いて、
皆さんはどんな様子が思い浮かびますか?

機械が全て作業しているのか?スタッフはどんな仕事をしているのか?疑問に思われるかもしれませんね。もちろん機械も稼働していますが、工場で働くスタッフが日々緻密で丁寧な仕事をすることで安全安心な天然水を工場からお届けしています。

数ミリのズレも許さない!製造部門スタッフインタビュー

ここからは働くスタッフの仕事へのこだわりや、熱い想いをお伝えします。まずは製造部門の宿野(しゅくの)さんのお話です。

ペットボトルを製造する「容器・充填グループ」のお仕事

学生の頃から「ものづくり」は好きだったという宿野さんは『やってみなはれ』という言葉に代表されるような自由な社風に惹かれてサントリーに入社。「奥大山ブナの森工場」への配属後は天然水を入れるペットボトルを製造する「容器・充填グループ」で仕事をされています。ペットボトルの製造、とお伝えすると意外に感じられるかもしれませんね。実はサントリーは自社工場内でペットボトルをつくっているんです。

「サントリー天然水〈奥大山〉」550mlペットボトルのプリフォーム(左)と出来上がった製品(右)

宿野さん
「ペットボトルの製造や検査が主な仕事です。ペットボトルはその元になっている『プリフォーム』を加熱し、機械内部の金型(かながた)にセットして、そこに高圧の空気を送り込んで膨らませてつくっています。」専用の機械を使って製造していますが、ただ機械任せにつくっている訳ではありません。

宿野さん
「プリフォームの特性や製造現場のその日の室温に合わせて、機械で送り込む空気の圧力やタイミング、熱のかけ方などを調整し、定められている規格内に形状が収まるように製造しています」

サントリー天然水ブランドのペットボトル一例。製品ごとに形が異なっている。

一見、どれも同じように見えるペットボトルも販売している製品ごとに形状やサイズ、強度が少しずつ異なっています。そのため、日常的な調整に加え、新製品が出る際の調整も欠かせません。昨年発売したサントリー天然水ブランド史上最高レベルのガス圧の強炭酸水『THE STRONG 天然水スパークリング』の調整にも苦労があったようです。

ペットボトルを形作る金型(写真は『THE STRONG 天然水スパークリング』の金型)

宿野さん
「ペットボトルに強炭酸をイメージしたバキバキの形状があるんですが、1本1本ごとのバラつきを最小限かつ、そのペットボトルを安定的に作り続けるための調整は特に大変でした。」

調整が難しかったという『THE STRONG 天然水スパークリング』のバキバキの形状

数ミリのズレも出ないように製造するための調整は難しさもあるようですが、「他工場とも情報交換しながら、ONE SUNTORYでペットボトルをつくり上げることが出来た時は達成感がありましたね」と話してくれました。

機械を点検している様子

最後に宿野さんから皆さんへメッセージ

機械内部の部品の点検や検査も欠かせない作業の一つ

宿野さん
「品質面には自信があるので、安心してサントリー天然水を飲んでもらいたいです!そして、工場見学が再開したら工場へ足を運んでもらって、奧大山の自然の中で天然水を飲んでもらいたいですね。」

宿野さんをはじめとしたスタッフの皆さんの細やかな作業を経て、正確かつ安全安心なペットボトルがつくられています。今度、サントリー天然水を飲むときは中身の天然水だけでなく、容器にも少し注目してみてくださいね。

今回は工場と天然水が育まれる様子と「奥大山ブナの森工場」の各部門で働くスタッフの仕事へのこだわりや、熱い想いをお届けしました。

今回のファクトリップ

次回も工場スタッフのインタビューをお届け!お楽しみに。