奥地へのファクトリップ。
2024.7.31
- 奥地って、ロマン感じるよね。
- 探検的な感じもするしね。
- 人里離れた、奥地。
- いいね~。
- たどり着くまでの道のりが楽しい、みたいな。
- そうそう。
- でもそんなところに見学できる工場なんて・・・
- ふふふ・・・。
- あるんですね、その顔は。
- 行きますか、奥地ファクトリップ。
今回のファクトリップは…。
高速道路の風景からスタート!
標識には「蒜山」の文字。なんて読むか、わかりますか?
蒜山=ひるぜん、と読むらしいです。車は高速を降り「ひるぜんジャージーランド」へ。今回のファクトリップって、牧場!?
この牧場に、どんなものづくりの秘訣が!?
このかわいいお馬さんに、どんな秘密が!?
寄り道こそファクトリップ!
すみません。牧場は、工場見学開始まで時間があったので、ただただ寄り道したスポットでした。しかし、この寄り道こそが醍醐味。工場のある土地の文化や観光スポットまで楽しみ尽くしちゃおう、というのがファクトリップですからね!
立ち寄った「ひるぜんジャージーランド」は、蒜山三座の雄大な姿と放牧中のジャージー牛がのんびりと草を食む様子が眺められます。レストランやショップもありソフトクリームやジャージー牛の肉を使った料理も楽しめます!(ソフトクリーム美味しかったなー)
隣接する「蒜山ホースパーク」では、乗馬体験・引き馬体験・えさやり体験などたくさんの思い出づくくりができますよ!(えさやり楽しかったなー)
さぁ、車に乗り込み、今回の目的地である工場に、レッツ・ゴー!
の前に、腹ごしらえ!!地元の方に教えてもらった「ホルモン焼きそば」をいただきました。プリプリコリコリのホルモン、濃い目のタレが麺にからまって、うまーーー。
いよいよ、サントリー天然水奥大山ブナの森工場へ。
お腹も満たされ、いよいよ工場へ!中国地方の最高峰・大山。その南壁から岡山県との県境に至る烏ヶ山(からすがせん)を抱く地域は、日本海側から見ると、まさしく奥の奥。美しい自然環境と、降雪量の多さに支えられた豊富な水量を誇る、理想の水のふるさと「奥大山」へとやってきました!
岡山方面からはさっきの「蒜山IC」から30分程度。松江・鳥取方面からは「江府IC」を降りて、こちらも30分程車を走らせると「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」に到着します。サントリー工場の中でも、なかなかの秘境感があります。
エントランスを入ると絶景パネルがお出迎え。雲がなければ、こう見えるのか。
程なくして、案内係の方が迎えに来てくれました。よろしくお願いします!
見学のメインフロアである2階へ、
なにやら大山の山々を形どった白いジオラマのある部屋から、見学ツアーがスタート!ここからはネタバレになるので、ダイジェストでご紹介します。
はじまってさっそく、見どころポイント!なんと、さっきの真っ白なジオラマが…ああなって、こうなって!楽しい演出に、一緒に参加した子どもたちも夢中になっていました。
奥大山の土地ならではの“体感”スポットに感激!
個人的なハイライトはここ。製造ラインを見学した後、建物の外に出て、とある空間に誘われます。
こちらです。
さぁさぁ、中へ。
ドアをくぐった瞬間、初夏なのに、全身に寒気が!まさか、なんか、霊的な!?
雪でした!雪がこんもりありました!!そう、ここがWEBサイトでも紹介されている「雪室」。工場周辺は冬になると雪が2~3メートルも降り積もるそうで、その雪をこの部屋に貯蔵し、冷たいエネルギーを工場から出る温排水の冷却などに利用しているのだとか。ECOだ。
いやー、涼しい、涼しい・・・寒い。
「ここくらいまで積もっちゃうんですよ」「冬は駅からバスでしか通勤できないんです」。案内係の方の、苦労話的なガイドがリアルで楽しい。
染み入る試飲タイム!
工場見学の締めくくりは、試飲タイム!
自然の山々の中で天然水ができる月日の長さや、その天然水を製品にするこだわりを知った後で試飲する天然水って・・・
なんだか尊いんですよねー。そしてゴクッと飲んでみると・・・
いやー美味しい。身体と心に染み入ります。
そんな美味しいサントリー天然水ですが、各地でろいろ違いがあるそうで。ラベルデザインだけでなく硬度も異なり味わいも違うのだとか。案内係の方すらその違いに気づくのはなかなか難しいらしいのですが、官能検査を担当する方なんかはズバリと違いがわかるらしい。機会があったら「利き水」挑戦してみたいな~。
天然水をつかった商品のご紹介&プレゼントまで。いや、無料ですよ?このツアー。
私はサントリー天然水 朝摘みオレンジをチョイス。うれしいお土産、ありがとうございます!
さらには、付箋や次来たときに使えるグッズ引換券まで・・・。恐縮です!!
自然のチカラと人間のチカラ。
今回、奥大山の山々に囲まれた工場に訪れてみて。雄大な山々の圧倒的な美しさや、その自然がつくりだす恵みこそが「天然水」なんだ、ということを身をもって知ることができました。そして、そんな自然のすごさと合わせて感じたのは、人の存在。
ツアーをガイドしてくれた案内係の方のホスピタリティや人柄はもちろん。
製造ライン見学のガラスの向こうにいるつくり手の皆さんも、ツアー参加者を見かけると手を振ってくれたり。
それを見た、参加者の皆さんも、わぁと笑顔になって手を振り返したり。雄大な自然やスケール感のある製造現場も感動ものですが、やはり人を感動させるこだわりのものづくりには、人の存在が欠かせないんだなーと、なんだか染み入るように感じました。自然相手の、人間のものづくりの魅力を、ぜひ皆さんもご体験ください!
奥大山、奥の奥まで来てよかった。
見学ツアーを終えたあと、特別に敷地内にある遊歩道を案内していただきました。
木々のトンネルを抜ける。少しだけ山の中に入り込んだような気持ちになる。この遊歩道散策が組み込まれた見学ツアーもあるようなので、要チェックです。
小道の先には、山々を見晴らす展望デッキが。あぁ、もう最高・・・。
大自然に抱かれたような気持ちで、その恵みをまた、ぐびっとひとくち。中国地方の奥の奥、サントリー随一の秘境的な工場に来れて、本当によかったと思うひとときでした。
さぁ、せっかくだから、大山や鳥取の魅力をもっと味わいに、引き続きファクトリップにいってきまーす!
天然水のものづくりは大自然と人間の共創だった!