サントリーウイスキー蒸溜所便り

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白州蒸溜所便り

【白州蒸溜所】秋のフォトレポートをお届けします

2024年11月22日

こんにちは。森川ユタカです。
晴れの日に北杜市からも眺めることができる富士山 では、例年より遅れながらも初冠雪が観測されましたが、"白州の森"では、まだまだ紅葉が見頃です。
今回は、紅葉に囲まれた白州蒸溜所の、秋ならではの風景をご紹介します!


2411hd001.jpgウイスキー博物館のイロハモミジの紅葉


場内のイロハモミジが色づき始めると、本格的な秋の訪れを感じます。ウイスキー博物館周辺は人気のフォトスポットでもあるので、日頃から多くのお客様が写真撮影を楽しんでいます。
ウイスキー博物館の正面広場にはベンチもありますので、休憩を取りながらゆっくりと紅葉を眺めるのもおすすめです。


2411hd002.jpgバードサンクチュアリ内のクヌギの樹名板


バードサンクチュアリでは、"白州の森"の秋を感じながら散策が楽しめます。
白州蒸溜所が設立した当初、白州の森にはアカマツが多かったのですが、現在は他にも沢山の種類の木々が見られます。これは、野鳥たちが運んできた種などから多種多様な植物が育ち始めたためです。まさに自然のサイクルが豊かな森をつくり上げているのですね。
バードサンクチュアリの植物には、名前や特長を記載した樹名板を設置していますので、ぜひそちらもご覧になって散策を楽しんでくださいね。


2411hd003.jpgいろいろな形のドングリが落ちています


ドングリがたくさん落ちているのも秋ならではの景色です。このドングリの木が、ウイスキーづくりにも関連しているのは、ご存じでしょうか。
ドングリはブナ科の果実の俗称で、ブナ科のナラ(オーク)はウイスキーの熟成に欠かせない樽材として使用されているのです。"白州の森"では、ナラの仲間であるクヌギやコナラ、そして樽材の代表格であるホワイトオークも生育しています。これらの木々が100年、200年と成長し、やがて熟成樽へと生まれ変わる様子を想像すると、ウイスキーづくりの奥深さを感じますよね。


2411hd004.jpg池のほとりでトンボがひと休み


バードサンクチュアリ内の池のほとりには、たくさんのトンボが飛び交っていました。トンボもこの美しい秋の景色を楽しんでいるのかもしれませんね。
"白州の森"には、ほかにも多くの生き物が生息しています。森に耳を傾けながら散策すると、そんな生き物たちの鳴き声や息づかいが聞こえてきますよ。


2411hd005.jpgツアーバス降車場付近に咲くハギの花


場内が赤、黄、オレンジに色づく中で、ピンク色の可憐な花が目を引きます。秋の七草のひとつ、ハギです。
七草粥にして楽しむ春の七草とは異なり、秋の七草は集めて鑑賞して、秋の風情を楽しむものです。中でもハギは万葉集で最も多く詠まれた植物であることから、古くから日本人に親しまれた花と言われているそうです。


今回の秋の白州蒸溜所の様子は、いかがでしたでしょうか?これからさらに秋が深まり、冬へと表情を変えていく白州蒸溜所が楽しみですね。


白州蒸溜所では、このような豊かな自然環境の中で日々ウイスキーづくりを行っています。
今後も"白州の森"の風景とともに、白州蒸溜所の魅力をお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!


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