山崎蒸溜所便り
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シングルモルトウイスキーとブレンデッドウイスキーの特長をご紹介!
2024年10月16日
こんにちは、水野めぐみです。
ようやく残暑も落ち着き、心地いい季節となりました。
秋の夜長は、夜風に当たりながらゆっくりとウイスキーを愉しむのもいいですよね。
今回は、蒸溜所便りのアンケートでもたくさんご要望をいただきました、シングルモルトウイスキーとブレデッドウイスキーの違いについて、それぞれの特長を挙げながらご紹介します。
やわらかな秋の日の光が差す初代再溜釜
ウイスキーには、モルトウイスキー、グレーンウイスキー、ブレンデッドウイスキーといった種類や、たくさんの銘柄があるので、どれを選んだら良いか迷いますよね。
それぞれに味わいや個性が異なるので、様々な種類を比較してみるのも愉しみ方のひとつです。
サントリーを代表するシングルモルトウイスキー、シングルグレーンウイスキー
まず、シングルモルトウイスキー「山崎」、シングルモルトウイスキー「白州」に挙げられるモルトウイスキーは、大麦麦芽(モルト)を原料とした、独特の風味と複雑な味わいが特長です。
一方、サントリーウイスキー「知多」はシングルグレーンウイスキーのひとつ。
グレーンウイスキーは、トウモロコシなどの穀類を主原料とした、軽やかで飲みやすい味わいが特長です。
そして、モルトウイスキーやグレーンウイスキーの中で、単一の蒸溜所の原酒でつくられたものが、シングルモルトウイスキー、シングルグレーンウイスキーと呼ばれます。
シングルモルトウイスキー、シングルグレーンウイスキーは、蒸溜所がある土地の水や風土などの気候や、つくりのこだわりが色濃く反映されやすく、独自の味わいや香りが魅力です。これらは、その蒸溜所がある土地の風景や、つくり手たちの情景が思い浮かぶ、そんなウイスキーだと私は思っています。
シングルモルトウイスキー「山崎」をお愉しみいただく時も、山崎蒸溜所の環境や、つくり手たちのこだわりを感じていただけると、うれしいですね。
サントリーを代表するブレンデッドウイスキー
続いて、ブレンデッドウイスキーについてご紹介します。
サントリーのブレンデッドウイスキーには、「響」「ローヤル」「角瓶」などがありますが、モルトウイスキー、グレーンウイスキーと呼ばれるウイスキーと大きく異なる点があります。
それは、ブレンデッドウイスキーが、モルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒をブレンドしてつくっていること。
数種類の個性異なるモルトウイスキーを混ぜ合わせ、さらにそれを引き立てるグレーンウイスキーとブレンド。
互いの長所をうまく引き出した香味豊かなウイスキーに仕上がるのがブレンデッドウイスキーの特長です。
多彩な原酒を、ブレンダーの匠の技によってバランスよくブレンドしています。
「碧Ao」のハイボール
ブレンデッドウイスキーの中で私のおすすめは、SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」です。
「碧Ao」は、世界初、5大ウイスキー産地(アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、日本)の自社蒸溜所でつくった原酒のみをブレンドした、プレミアムブレンデッドウイスキー。甘く華やかな香りとまろやかな口当たりながら厚みのある味わいで、後に心地よいスモーキーさが感じられ、複雑で豊かな香味の変化を愉しめます。
「碧Ao」は、ロックでは甘さが際立ち、複雑で厚みのある味わい。ハイボールでは華やかな香り立ちやほのかなスモーキーさを感じたり、飲み方によっても多彩な個性を感じることができます。
世界の蒸溜所を巡る気分で、「碧Ao」を愉しんでみてください。
世界をつなぐSUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」
「碧Ao」のパッケージは、世界をつなぐ雄大で美しい海の色"碧(あお)"をブランドカラーとし、世界5大ウイスキー産地の原酒をブレンドしたことにちなみ、五角形のボトルとなっています。
このようにウイスキーは、中味のほか、パッケージからも、それぞれのウイスキーに込められたこだわりや特長を感じることができます。皆さまもウイスキーを愉しみながら、つくられた環境やつくり手のこだわりについて、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。新しい発見があるかもしれません。
工場見学ツアーでは、ウイスキーづくりのこだわりをより体感することができますので、是非ご予約のうえ、ご来場ください。皆さまのお越しをお待ちしています。
※ご来場には事前予約が必要です。詳細は山崎蒸溜所ホームページでご確認いただき、予約のうえご来場ください。