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白州蒸溜所便り

【白州蒸溜所】つくり手のおすすめ!ハイボールをより愉しめる簡単アレンジ

2024年6月26日

こんにちは、森川ユタカです。
だんだんと暑さが増し、キリッと冷えたハイボールがぴったりの季節となってきましたね。
皆さまは普段、ハイボールをどのように愉しんでいますか?
今回は、アンケートでもたくさんのご要望をいただいた、添えるだけでいつもと少し違った味わいが簡単に愉しめる「ハイボールのアレンジ」を、白州蒸溜所で働くつくり手と一緒にご紹介します!


白州蒸溜所の貯蔵・ブレンドグループで働く川島さん白州蒸溜所の貯蔵・ブレンドグループで働く川島さん


白州蒸溜所の貯蔵・ブレンドグループで働く川島さんはシニアテイスターの資格を習得しています。
今回はインタビューを交えながら、一緒にハイボールに添えるおすすめの素材を探してもらいました。


※「シニアテイスター」とは、工場で原酒や製品の香味品質を維持する最終砦として、厳しい研修を経て習得するサントリーの社内資格です。


シングルモルトウイスキー「白州」の構成原酒やニューポットをテイスティングシングルモルトウイスキー「白州」の構成原酒やニューポットをテイスティング


森川 「シニアテイスターの資格を持つ川島さんは、優れた五感をお持ちと伺いました。」
川島 「そう言われると何だか緊張しますが(笑)、ニューポットを樽詰めに進める判断や、製品の出荷の判断をする際に、頼りにするのは自身の五感ですね。」
森川 「非常に責任感がありますね。」
川島 「そうですね、もちろんプレッシャーはあります。ですが同時に、『自分がここを守らなければ』という強い想いがあるので、やりがいも感じます。」


これらの素材をハイボールに合わせていきますこれらの素材をハイボールに合わせていきます



今回は、「ハイボールに添えるおすすめの素材を見つけたい」というテーマの元、川島さんと相談の上、オレンジ、レモン、ミント、大葉、山椒などを用意しました。シングルモルトウイスキー「白州」や、他のサントリーウイスキーと、相性の良い組み合わせが見つかるか、楽しみです!


森川 「各素材との相性を、どのようなポイントで見ていきますか?」
川島 「官能の際にも思うのですが、最初の一口で感じる印象が、最後まで残ることが多いです。第一印象で『しっくりくるな』と感じるものが、相性が良いのかもしれませんね。」
森川 「では、最高の『しっくり』を求め、色々試していきましょう!」


オレンジの皮を絞って、ハイボールに香りづけオレンジの皮を絞って、ハイボールに香りづけ


まずは、バーボンウイスキーのハイボールに、レモンとオレンジをそれぞれ合わせてみます。
今回は、「ジムビーム」とレモン、「メーカーズマーク」とオレンジの組み合わせを試しました。
レモンはくし形にカットし、グラスに果汁を軽く絞ります。その上でハイボールをつくり、レモンはそのままグラスの中に。


川島 「うん。かなりしっかりレモンの酸味が感じられます。でも、ちょっとレモンが大きすぎたかな(笑)。レモン果汁はほどほどにした方が、ウイスキーとのバランスが良さそうです。」
森川 「何事も適量というのは大事ですね。」


オレンジの皮(ピール)は、ハイボールを入れたグラスの外からキュッと絞って香りだけを付けます。


川島 「おいしい!最初にふわっとオレンジが香って、ウイスキーを口に含むとどことなくビターチョコレートを思わせるほろ苦さを感じます。」
森川 「果汁や果肉を入れていないのに、しっかりとオレンジの香りがしますね!」
川島 「飲み進めていくと、バーボン特有の樽香やバニラ香もバランス良く感じますね。」


シングルモルトウイスキー「白州」と大葉の組合せを確認シングルモルトウイスキー「白州」と大葉の組合せを確認


少し珍しい和素材との組み合わせはどうでしょうか。まずはシングルグレーンウイスキー「知多」と山椒、そしてシングルモルトウイスキー「白州」と大葉の組み合わせです。
山椒の実はハイボールの上からミルで挽き、はじけるようなスパイシーな香りを添えます。
大葉は添えるだけでは香りが控えめであったため、少しちぎってハイボールの中に加えてみました。


川島 「山椒は辛くなりすぎるかと思いましたが、青々しいスパイシーさが心地よいですね。大葉はちぎることで、香りだけでなく味もしっかり感じられます。すごく意外でしたが、シングルモルトウイスキー『白州』の爽やかさとの組み合わせが抜群ですね。驚きました!」


白州「森香るハイボール」のミントは、叩いて香りを立たせます白州「森香るハイボール」のミントは、叩いて香りを立たせます


最後はもちろん、ミントを添えた白州「森香るハイボール」です!ポンっとミントを叩いて、空気圧で香りを立たせてから添えると、まるで目の前に白州の森が広がるようです。川島さんも「これこれ!」という様子でうなずいていました。


今回のために、食事とのマリアージュも事前にリサーチしてきてくれたという川島さん。これまであまり合わせたことがなかったという、中華料理などの辛い物との組み合わせが良かったということで、おすすめしてくれました。
辛い物を食べた後に白州「森香るハイボール」を飲むと、より一層爽やかさが際立って感じられるとのこと。
皆さまもぜひ試してみてはいかがでしょうか?


さて今回は、白州蒸溜所で働くつくり手と、ハイボールに添えるおすすめの素材を探してみました。
ぜひ、皆さまのウイスキーライフに役立ててみてくださいね!



【お知らせ】工場見学コースのうち「白州蒸溜所ものづくりツアー」と「白州蒸溜所ものづくりツアー プレミアム」は抽選制となります。
詳細につきましては、白州蒸溜所のホームページにてご確認をお願いいたします。

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