山崎蒸溜所便り
ウイスキーのおいしい飲み方のコツをご紹介します!
2024年1月26日
こんにちは、水野めぐみです。
今年の冬は、寒暖の差を感じる日が続いていますね。
山崎蒸溜所の庭では、冬の寒さに負けず椿がきれいな花を咲かせています。
庭に咲いた椿の花
皆さまは普段、ウイスキーをどのようにお愉しみいただいていますか?
ウイスキーは幅広いスタイルで愉しめるお酒です。ウイスキーの味わいに合わせて、食事に合わせて、様々なシーンで飲み方を選べるのもウイスキーの魅力のひとつですよね。
今回は、蒸溜所便りのアンケートでも多くのご要望をいただいた、ご自宅で愉しめるウイスキーのおいしい飲み方のコツをご紹介します。
ハイボール
■食事とよく合うハイボール
食中酒として人気のハイボールは口当たりもよく、焼鳥などタレや醤油を使うお料理ともよく合います。
ハイボールのつくり方
1.大きめの氷をグラスの縁までたっぷり詰めます。
2.ウイスキーを適量注ぎます。
3.マドラーでウイスキーと氷をよくまぜます。
ここでウイスキーとグラスをしっかり冷やしておくのがポイントです。
4.ソーダをグラスの縁からゆっくり注いでいきます。(ウイスキー1:ソーダ3~4)
5.最後は炭酸の泡を逃さないようにマドラーでタテに1回まぜます。
これでキリッと冷えたハイボールの出来上がりです。
夏だけでなく冬には暖かい部屋で冷えたハイボールを味わうのもいいですね。
オン・ザ・ロックス
■ウイスキーとじっくり向き合うオン・ザ・ロックス
ウイスキー香味をじっくり味わえるオン・ザ・ロックス。
たとえば好きな音楽を聴きながら、ウイスキーと向き合う時間を愉しんではいかがでしょう。
オン・ザ・ロックスのつくり方
1.グラスに大きめの氷を入れます。
このときに使う氷は固くて溶けにくい、かち割り氷がおすすめです。
2.マドラーで氷をまぜ、しっかりとグラスを冷やします。溶けた水は捨てます。
3.ウイスキーを適量注ぎます。
4.マドラーで軽くまぜて出来上がりです。
オン・ザ・ロックスはグラスを冷やしておくことが大切です。
ウイスキーを注ぐ前に、マドラーを使ってグラスをしっかり冷やしておいてくださいね。
ホットウイスキー
■身体を温めるホットウイスキー
冷え込む日に愉しみたいのが、ホットウイスキーです。身体を芯から温めてくれるだけでなく、湯気とともにウイスキーの香りが優しく立ち昇って、気分をリラックスさせてくれます。
ホットウイスキーのつくり方
1.耐熱グラスにお湯を注いでグラスを温めておきます。
2.お湯を捨て、ウイスキーをグラスの3分の1から4分の1ぐらい注ぎます。
3.ウイスキーに対して3倍くらいのお湯をゆっくり注ぎます。
このときのお湯は80度くらいがおすすめです。
4.マドラーで軽くまぜて完成です。
出来上がったホットウイスキーに、シナモンやアプリコットジャムをトッピングすると、また違った味わいが愉しめておすすめです。
ウイスキーフロート
■見た目も美しいウイスキーフロート
ウイスキーフロートとは、水にウイスキーを浮かべた飲み方です。
水とウイスキーは比重が異なるので、まざり合わないようにゆっくりとウイスキーを浮かべてください。
ウイスキーフロートのつくり方
1.グラスにたっぷりの氷を入れます。
2.水をグラスの約7分目まで注ぎます。
3.マドラーに沿わせてウイスキーを注いでいきます。
このときに水とまざらないようにゆっくり注いでいくのがポイントです。
最初はストレート、飲み進めていくと水割りにと、ウイスキーの味わいの変化を愉しめます。
ミント・ジュレップ
■爽やかに味わえるミント・ジュレップ
ミント・ジュレップとはウイスキーとミントを使ったカクテルです。
清涼感が感じられる味わいで、ご自宅でも簡単にお試しいただけます。
ミント・ジュレップのつくり方
1.グラスにミントの葉(適量)と砂糖小さじ2杯を入れます。
2.そこに少量の水を加えて、ミントをつぶすようにまぜていきます。
3.クラッシュド・アイス(細かく砕いた氷)を入れます。
4.ウイスキーを60ml注ぎます。(グラスに合わせて調節してください。)
5.最後にマドラーでよくまぜて完成です。
アメリカの南部で生まれたカクテルなので、バーボンウイスキーでつくるのがおすすめです。
最後にレモンやオレンジをデコレートすると、お洒落な雰囲気になります。
様々なシーンでウイスキーをお愉しみください
今回は、ウイスキーのつくり方をご紹介しました。ウイスキーは銘柄によっても味わいが異なりますので、飲み方を変えて味わうと、より一層その奥深い世界を実感できます。ぜひ、ご自宅でもいろいろな飲み方を愉しんでみてくださいね。