白州蒸溜所便り
【春のフォトレポート】ウイスキーを育む森、白州蒸溜所は花盛り!
2023年4月13日
こんにちは、森川ユタカです。
白州蒸溜所はリニューアル工事中につき見学を休止していますが、花や緑がいっせいに芽吹いた白州の美しい春を皆さんにお届けしたく、フォトレポート形式でご紹介します!
八重咲の桜「フクロクジュ」
まずは、白州蒸溜所の桜をご覧ください。
場内には数多くの桜があり、その種類も多彩です。ソメイヨシノやヤマザクラ、フクロクジュなど、種類によって花の色や花びらの数が違うので、近くに寄って確かめたくなります。
かわいらしいフクジュソウも咲いています
日当たりの良い草むらには、フクジュソウが咲いていました。
緑の少ない時期に、小さくても元気な黄色が目を楽しませてくれます。
華やかなセイヨウシャクナゲ
2月のフォトレポート「冬の白州蒸溜所をお届けします!」で紹介した、セイヨウシャクナゲは、立派な花を咲かせました。
花弁が幾重にも重なり、とても華やかで存在感があります。
桜、フクジュソウ、セイヨウシャクナゲと、それぞれの美しさがありますね。
近隣の神宮川は桜の名所
続いてご紹介するのは、神宮川の桜並木です。白州蒸溜所から車で約5分のところに、桜の名所「神宮川」があります。綺麗な川と桜のコントラストがとても美しいですね。この神宮川は、毎年桜が見頃を迎えると、たくさんの人でにぎわいます。
神宮川で見つけた玉砂利
この神宮川では白玉石と呼ばれる花崗岩の砂利が採取でき、その玉砂利は東京の明治神宮へ奉納されているとのこと。神宮川という名は、明治神宮と地域との関わりから生まれたもので、玉砂利奉納は100年以上も受け継がれている伝統なんだそうです。
春の日差しを受け、白州蒸溜所の背後にある南アルプスに降り積もった雪が解け始めました。南アルプス甲斐駒ヶ岳は、神宮川の白玉石と同じ花崗岩で覆われており、ここに降った雪や雨は、山を構成する花崗岩層によって数十年もの歳月をかけ磨かれ、ウイスキーづくりに適した良質な水が生まれていきます。
そしてここ白州蒸溜所で汲み上げられた地下水が、ウイスキーの仕込み水でもあるサントリー天然水〈南アルプス〉なのです。
白州蒸溜所の入場受付前にある桜も満開です
春の白州の様子はいかがでしたでしょうか。ウイスキーを育む豊かで美しい白州の自然を感じていただけたら嬉しく思います。
営業が再開しましたら、ここ"森の蒸溜所"で皆さまとお会いできることを楽しみにしています!次回の更新もお楽しみに。
【お知らせ】白州蒸溜所は2022年12月より改修工事のため、工場見学及び場内全施設の営業を2023年秋頃まで休止しております。見学・予約再開につきましては、日程が決まり次第、白州蒸溜所ホームページでお知らせいたします。