白州蒸溜所便り
【フォトレポート】冬の白州蒸溜所をお届けします!
2023年2月9日
こんにちは、森川ユタカです。
"森の蒸溜所"白州蒸溜所は冬でも美しい自然や野鳥を見ることができます。今回はそんな冬の白州蒸溜所の様子をお届けします!
うっすらと雪化粧した白州蒸溜所
今年も白州蒸溜所に雪が降りました。
森の蒸溜所というと緑豊かな夏のイメージを思いうかべる方が多いかもしれませんが、雪景色の白州も美しいですよ。
雪の日の朝に、澄んだ空気を吸って歩くと、清々しい気持ちになります。
白州蒸溜所の池に張った薄氷
場内の池に薄氷が張っていました。朝晩の冷え込みが激しい白州では、こういった景色を見ることもできます。
この池は、場内に設けられた「バードサンクチュアリ(野鳥の聖域)」内にあります。
息を潜めて静かに待っていると、様々な野鳥がやってきました。
日本の冬鳥 ジョウビタキ
まず姿を見せてくれたのはジョウビタキ。
オスのジョウビタキは、濃いオレンジ色の腹部が特徴です。
日本では冬の時期だけみることができる野鳥で、翼にある白い斑点を着物の紋に見たてて、モンツキドリという地方もあるそうです。
鮮やかなルリビタキ
次にやってきたのはルリビタキです!
ルリビタキのオスは成長するにつれて、だんだんときれいな青色になっていきます。
「サントリー天然水 南アルプス」のラベルに描かれている青色の鳥はこのルリビタキなんですよ。ですから、白州の場内で見かけるととても嬉しくなります。
白州蒸溜所は、年間を通し様々な野鳥が訪れる場所です。愛鳥活動に力を入れている"森の蒸溜所"ならではの風景ですね。
雪の中で春を待つ セイヨウシャクナゲのつぼみ
最後に、春の気配を感じさせるセイヨウシャクナゲを紹介します。
セイヨウシャクナゲは、つぼみのまま冬を越し、春に大きな花をつけます。鮮やかなピンクの花を咲かせるのが楽しみです。
まだまだ寒い日が続いていますが、白州蒸溜所の森は、静かに、確実に春を迎える準備が進んでいます。
そして白州蒸溜所も、現在は改修工事のために営業を休止し、新たな姿でみなさまと出会う準備を進めています。
貯蔵庫のウイスキーも、季節の流れとともに熟成を重ね、見学再開のときを待っていますので、本年秋に営業が再開した際には、白州蒸溜所で美しい自然とウイスキーをお愉しみいただければと思います。
今回は冬の白州蒸溜所の様子をお届けしました。次回もお楽しみに!
【お知らせ】白州蒸溜所は2022年12月より改修工事のため、工場見学及び場内全施設の営業を2023年秋頃まで休止する予定です。見学・予約再開につきましては、日程が決まり次第、白州蒸溜所ホームページでお知らせいたします。