白州蒸溜所便り
その他トピックス
森に囲まれたウイスキー博物館をご紹介します!
2021年1月14日
こんにちは、森川ユタカです。
今回は白州蒸溜所内にある、ウイスキー博物館についてご紹介します♪
白州蒸溜所内にあるウイスキー博物館(※現在は休業中です)
ウイスキー博物館は、サントリーの創業80周年を記念して1979年に建設された、世界でも珍しいウイスキー専門の博物館です。
「白州」の歴史や 環境、つくりのこだわりなどをご紹介しており、最上階の展望台からは八ヶ岳や南アルプスが望めます。
特長的な屋根の形は、かつて山崎蒸溜所に建設された麦芽乾燥塔「キルン」を模したもの。
その姿は白州蒸溜所でもひときわ目立ちます。
ウイスキー博物館の中央にあるポットスチル
館内に入って、まず目を引くのは大きなポットスチル(蒸溜釜)。
このポットスチルを見ると、日本初の国産ウイスキーを生み出した当時の様子がうかがえます。
今もなお脈々と受け継がれるウイスキーづくりへの熱い想いが伝わってくるかのような、迫力ある展示物です。
シングルモルトウイスキー「白州」の歴代ボトル
博物館の入り口から向かって右手に進むと、熟成年数によるウイスキーの色合いの違い、シングルモルトウイスキー「白州」のつくりのこだわりなどを分かりやすくご紹介しています。
また、ここでは「白州」の歴代ボトルも見ることができるんです。
中には「白州バーボンバレル」や「白州ヘビリーピーテッド」などの限定製品も展示されており、「白州」の歴史をたどることができます。
水のせせらぎと、鳥たちの鳴き声に包まれる「森の小部屋」
さらに奥に進むと「森の小部屋」と呼ばれる展示スペースがあり、白州の自然環境や南アルプスの山々が育む清らかな水について知ることができます。
このコーナーでは、ニホンザルやクマタカなど白州の森に棲む動物や野鳥の様子もパネルでご紹介していますよ。
別名「森の蒸溜所」とも呼ばれる、白州蒸溜所ならではの展示です。
実際に使用していた熟成樽
館内の正面奥の壁には、実際に使用していたウイスキーの熟成樽がずらりと並んでいます。
樽にはさまざまな年号が記されていますが、実はどれもサントリーにとって重要な記念すべき年数になっているんですよ!
白州蒸溜所の誕生年が刻まれた熟成樽
例えば白州蒸溜所が建設された1973年や、シングルモルトウイスキー「白州」の発売年である2012年の年号などが刻まれています。
樽を見ながらサントリーウイスキーの歴史を感じられる、蒸溜所らしい展示物です。
今回は白州蒸溜所内のウイスキー博物館をご紹介しました。
館内を一周するだけでも「白州」の魅力をたっぷり感じることができますよ。
営業が再開した際には、ぜひ森に囲まれたウイスキー博物館にも足を運んでみてくださいね!
【工場見学一時休止のお知らせ】新型コロナウイルスの国内感染拡大を受け、感染防止のため、当面の間、工場見学および場内全施設(ショップを含む)を休止させていただきます。見学・予約再開につきましては、日程が決まり次第、白州蒸溜所ホームページでお知らせ致します。(2021年1月14日現在)