山崎蒸溜所便り
今年もモリアオガエルが産卵しました!
2016年6月24日
こんにちは、水野めぐみです。
山崎では本格的な梅雨シーズンとなりました。
ここ山崎蒸溜所では、この時期になると天然記念物のモリアオガエルの卵が姿を現します。
毎年私たち案内係もひそかに楽しみにしている梅雨の風物詩で、お客様からも「そろそろですか?」と聞かれることがあるんですよ。
モリアオガエルは、アオガエルを代表する種で名前の通り森に住むカエル。とくに日本海側を中心に、森が多くて冷涼な場所に生息しているそうです。山崎蒸溜所では、例年6月中旬から7月にかけて、裏庭の池でその卵を目にすることができます。
カエルの卵と聞くと、つい池の中にあるイメージを持ってしまいますが、なんとモリアオガエルは、池に突き出ている枝先に泡状の卵を産むという、独特の産卵を行うんです。
池の上に伸びた枝に産み付けられた卵
そう、この泡のような物体がモリアオガエルの卵!
産卵が多い年には、このような卵のかたまりを裏庭の池の枝先にいくつも見つけることができます。水がきれいな場所に生息するといわれ、天然記念物にも指定されているモリアオガエル。山崎の良質な水は、カエルたちにとって心地よい環境なんですね♪
そしてもう1つ、この時期に場内で私たちの目を楽しませてくれているのが紫陽花。
ちょうど見頃を迎えていて、雨模様の景色に彩りを添えてくれています。
山崎ウイスキー館へ向かう沿道に咲く紫陽花
梅雨が明けるといよいよ本格的な夏が始まります。ぜひ山崎蒸溜所で、季節の移ろいを感じながら、ウイスキーをお楽しみください。