サントリーウイスキー蒸溜所便り

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白州蒸溜所便り

白州蒸溜所ツアーをご紹介します!

2016年2月2日

こんにちは、森川ユタカです。
白州蒸溜所では明け方に気温がマイナス5℃を下回ることも多く、まだまだ寒い日々が続いています。皆さんのお住まいの地域はいかがですか?
白州蒸溜所では、1月13日(水)より、これまでの見学プログラムを刷新し「白州蒸溜所ツアー」がスタート!今回は新しくなったツアーをご紹介していきます。


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蒸溜棟の入り口付近。奥にはつららもできています


ツアーの時間は約80分間に拡大!定員も50名から25名になり、これまで以上にゆっくりと白州蒸溜所ならではのウイスキーづくりのこだわりを体感いただけます。また、見学後のテイスティングも充実しており、まさに五感を使ってシングルモルトウイスキー「白州」の魅力を体感できる内容ですよ。


それではツアーのルートに沿ってご紹介していきます!
最初に蒸溜棟をご案内。まず入口でウイスキーの原料についてご紹介します。
ここでは「二条大麦」と「麦芽」、「ピート」と「ピーテッド麦芽」の4つを設置しています。シングルモルトウイスキー「白州」は、麦芽を乾燥させる際の燃料の一部に"ピート"と呼ばれる泥炭を使って香り付けをした"ピーテッド麦芽"を一部使用しています。ツアーではこの"ピーテッド麦芽"と、ピートを使わずに乾燥させた"麦芽"の香りを比較することができるんです。
ピートを使って乾燥させるとどんな香りになるのか、ぜひ体感してみてくださいね!


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原料ブースでの香り体験をお楽しみください


そして蒸溜棟の奥、仕込・発酵・蒸溜の現場へと進みます。
その日、その時にしか感じられない香りや熱気、音などもお楽しみいただきながら、つくりの現場ならではの臨場感を味わってみてください!


特に間近で見る蒸溜釜は迫力満点!
白州蒸溜所では多彩な原酒をつくり分けるために、大きさや形状の異なる蒸溜釜を使い分けています。タイミングが合えば、実際に蒸溜釜のサイトグラス(釜の内部を確認する窓)から沸騰する"もろみ"の様子を見ることができるかも・・・。


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どんな大きさ・形の釜があるのか見比べてみてください


続いて、バスで多くの樽が眠る貯蔵庫へと向かいます。
ウイスキーの華やかな香りが広がる貯蔵庫は、その日の気温によっても香りの強さが違うんですよ。


貯蔵庫には、"樽づくり"に関する展示を新たに導入しました。
入ってすぐ左側には、樽材の一種であるホワイトオークの原木があり、幹の大きさを間近で見ることができます!ここから切り出し、側板などに加工するんですよ。


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巨大なホワイトオークの原木の展示


そして右側には実物の樽をばらして、鏡板や側板、帯鉄を展示しています。
サントリーでは製樽工場を所有していて自前の樽も使用しています。そこではひとつひとつ丁寧に、職人たちの手作業によって貯蔵に使われる樽がつくられています。樽職人の技や技術の高さを感じることができますよ。


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樽は板と帯鉄だけでつくられます。金釘や接着剤は一切使用しません


樽づくりについてご見学いただいた後は、実際の貯蔵の様子や、年月が経つにつれ、変化する樽の中のウイスキーの様子もご覧いただけます。どのように変化していくかは、是非、皆さんの目でお確かめください!


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樽の中のウイスキーの様子


つくりの現場を体感した後は、いよいよテイスティングです。
シングルモルトウイスキー「白州」の味わいをつくり出す多彩な原酒の中から、代表的な「ホワイトオーク樽原酒」と「ライトリーピーテッド原酒」の2種をご用意しています。
どんな味わいや香りがするかは、ツアーに入ってからのお楽しみ♪


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ブレンダーと同じ手順でテイスティング体験ができます


最後は参加者全員でシングルモルトウイスキー「白州」をソーダで割った「白州森香るハイボール」をつくって乾杯!ご自宅に帰ってからもおいしく「白州」を楽しんでいただく為に、つくり方のポイントを皆さんに伝授します。


いかがでしたか?新しい「白州蒸溜所ツアー」はみどころ満載!
見学の途中で感じたことや、疑問に思ったことがあればお気軽にスタッフにお話しくださいね。皆さんとの会話や、白州の森の風景などを、ゆったりと楽しみながら「白州」の世界をご案内いたします。是非、ご参加ください。お待ちしています!


★ 白州蒸溜所ツアーの詳細はこちら

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