白州蒸溜所便り
「スモーキーフレーバー」って何?
2018年9月5日
こんにちは、森川ユタカです。
今回はシングルモルトウイスキー「白州」の特長のひとつである"スモーキーフレーバー"についてご紹介します。煙のようないぶした香味、スモーキーフレーバーはどのようにして生まれるのかご存知でしょうか?
スモーキーフレーバーを生み出す「ピート」
その秘密はピートにあります。ピートとは、スコットランドやアイルランドなどにある湿地帯でミズゴケやスゲ、ヘザー(ヒースとも呼ぶ)などの植物が枯れて長い時間をかけて積み重なり、炭化したもの。このピートの層は、数cm積もるまでに100年もかかるそうですよ!
ウイスキーづくりでピートを使うのは製麦工程です。
製麦工程では原料の大麦を発芽させた後、乾燥させて麦芽をつくりますが、この乾燥の燃料に一部使用するのが、天日干しさせたピートです。ピート独特の燻香が麦芽に焚きしめられ、スモーキーフレーバーをもったピーテッド麦芽をつくることができるのです。
白州蒸溜所ツアーではピーテッド麦芽の香りも体感いただけますよ!
一言にスモーキーといっても、ピートの量や乾燥時間によってスモーキーさは変わります。
白州蒸溜所では、ピートの焚きしめ方が異なる麦芽を使い分け、原酒のつくり分けを行っています。このつくり分けによってできた多彩なモルトウイスキー原酒が組み合わされることで、「白州」の奥深い香味が生み出されるのです。
「白州」(左)とライトリーピーテッド原酒(右)が
テイスティングできる蒸溜所ツアーはおすすめ!
白州蒸溜所ツアーでは、今回ご紹介したスモーキーフレーバーも含め、シングルモルトウイスキー「白州」の魅力を存分に体感いただけます!ぜひ、ご参加されてみてくださいね。スタッフ一同お待ちしております♪
人気のツアーで満席となることも多くありますが、9月以降の平日は比較的ご予約いただきやすい日もあります。ホームページやお電話でご確認・ご予約のうえ、ぜひご参加くださいね!