説明 |
2022年6月に開催するサントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン(CMG)において、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を演奏する「ベートーヴェン・サイクル」(全6回)公演には、20年超のキャリアを誇るアトリウム弦楽四重奏団が登場します。2020年に予定していた公演がやむなく中止となり、更なる2年間の準備を経て臨みます。 アトリウム弦楽四重奏団は、ロンドンとボルドーのコンクールで輝かしい2冠を飾り、世界各地でカリスマ的な存在感を示しています。ロシアの真髄を弦楽四重奏に注ぎ、これまでのショスタコーヴィチやチャイコフスキーの全曲演奏プロジェクトでは、息をのむほどの凄みを発揮してきました。 今回の全6回の演奏会では、前・中・後期の作品をバランス良く配し、2020年のベートーヴェン生誕250周年とアトリウム弦楽四重奏団結成20周年を記念して委嘱した、ロシアの現代作曲家・ボドロフの弦楽四重奏曲第2番の日本初演(6月7日)を取り上げるなど、意欲的な構成です。 6月の公演に向けて、この4月18日にオランダのグルースベークにあるオランダ改革派教会で行われた演奏会より、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 作品95「セリオーソ」の演奏をお届けします。
|