コシジロウミツバメ
海水面をヒラヒラと
走るようにして餌探し
全長21cm。体は細めで翼は長い、ウミツバメの仲間。海生の鳥としては小型で、ミズナギドリやアホウドリのグループに入ります。全身がほぼ暗褐色で、上尾筒は白色をし、飛ぶと目立ちます。翼の上面には淡褐色の模様が帯状に現れますが、これはこの仲間特有の模様です。尾は浅い燕尾。
海上でプランクトンを食べ、水面をヒラヒラしながらつまんでいます。北太平洋、北大西洋に広く分布しています。日本では北海道近海の離島で繁殖するものがおり、集団で営巣しています。巣は草の生えている地面に穴を掘り、一卵を産みます。巣への帰島は夜になってからで、夜明け前には島を出ています。繁殖地近くの夜の海上で姿を見られますが、日中沖合で出会うことは稀です。「テッテケテー」とか「トォッ ウッ ククッ クー」と聞こえる声で鳴きます。
※当サイトの内容、テキスト、画像、音源等の無断転載・無断使用を禁止します。