コミミズク
目の黄色い中型のフクロウ
小さなミミズクではなく 小さな耳のズク
全長38㎝。日本で記録のあるフクロウの仲間としては中型。全体に黄褐色をしていて、翼の上面には黒褐色の模様があります。尾は黄褐色に黒褐色の横縞がはっきり見られます。顔の上部に小さな飾り羽があり、これが耳のように見えることから、小耳のフクロウ(古くはズクと呼んでいた)の意でコミミズクです。目は黄色。
北半球北部の森林地帯より北のツンドラや草原地で繁殖し、冬期はそれぞれに温帯へ渡っています。日本には冬鳥として渡来し、農耕地、草原、河川敷など草丈の低い草地に好んで生息します。
食べ物はモグラ類、ネズミ類を主食にしていて、鳥も捕えています。ゆっくりはばたいてフワフワと飛びますが、翼は長めです。夜間の活動が普通で、昼間は草陰でじっと静止していることが多いのですが、他のフクロウ類よりは日中に活動をしている姿もよく見ます。
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