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ドバト

人に飼育されたものが逃げ出して野生化 
日本の自然種ではない

全長32㎝ほど。原種カワラバトを飼育改良した家禽。例えば通信用に改良した伝書鳩などが、野生化して生活しているものを日本ではドバトと呼んでいます。古くは社寺のお堂にすんでいたからでしょうか、堂鳩→ドバトと考えられています。
カワラバトは頭が濃いめの灰色、首には緑色光沢、胸には赤紫色の光沢があります。背、翼の上面は灰色で、たたんだ翼には2本の黒線があります。くちばしは灰黒色、脚は暗赤色。
原種カワラバトは地中海沿岸から中東の崖地に繁殖していたもので、ドバトも崖を想像させるビルや橋脚など建造物等に営巣しています。「クー クー グルッー」などの声で鳴きます。人為的に改良されているため、色彩は原種に近いものから、白色、褐色、黒色、さらにそれらが組み合わさっているものなど、いろいろです。食べ物は植物質で、草本の種子が主食。
世界中の都市内や、市街地、公園、農地などで生活しています。大都市を中心に生活していましたが、高速道路、新幹線鉄道が拡がるにつれて、ドバトの分布も地方へ拡がっています。

全長 32cm
渡り区分 留鳥

「渡り区分」の種類

環境 市街・住宅地/河川・湖沼/海/農耕地/森林/草地/裸地
鳴き声

「鳴き声」の種類

上田秀雄

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