チゴモズ
青灰色が目立つモズ
その顔が可愛いので ”稚児(ちご)”?
全長17.5㎝。頭から首の後方は青灰色、背から尾、翼の上面は赤色かがった褐色。胸、腹は白色で、顔には目を通る太い黒線がでます。メスはこの黒線がくちばしまで届かず、脇には褐色の横斑が見られます。くちばしは黒色、脚は灰黒色。
アジア極東部の温帯地域で繁殖し、東南アジアの熱帯地域で越冬します。日本には夏鳥として、本州の平地や低山地の林縁、果樹園などで繁殖しています。局地的に見られますが、本州西部では少ない種です。昆虫類を主食にしていて、モズと同様に”はやにえ※”もつくります。
尾を振りながら「キュー キュー ギチ ギチ ギチ ギチ」とアカモズよりも濁った低い声で鳴きます。近年個体数が減少しており、なかなか見ることができない状況になっています。
※はやにえ・・・餌を、生け垣などのとがった小枝や有刺鉄線のトゲなどに串ざしにする習性のこと
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