イワヒバリ
高山での隠れた人気者
人を恐れず美声で登山者を癒す
全長18cm。頭から胸など顔は灰黒色、腰、腹などは褐色。翼は黒褐色で、拡げると褐色、白色部があり、独特の模様に見えます。くちばしは黒っぽいですが、下くちばしは黄色。脚は黄褐色。鳴き声は、「チュクチュクチーチー クリヒークリヒー チョリチョリチョロリ」など続ける声量のあるさえずりと、「リュリュ、チュイチュイ」などと聞こえる地鳴き。
ヨーロッパ南部のアルプスなどやヒマラヤ山脈などの高山にすんでいて、日本では本州中部の高山のハイマツ帯より上部で繁殖し、岩の隙間などに巣を造ります。冬期には例えば妙義山(群馬県 標高1,104m 岩山として有名)のような、より低い山地の岩地や、崖地などで生活しています。はばたきは速くなく、比較的ゆっくりと飛行します。地上では、頭を下に向けたまま採餌することが多く、動作はゆっくりしています。
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