コシアカツバメ
徳利型の巣をつくる腰の赤いツバメ
全長18.5cm。体形、生態はツバメによく似ていますが、体は少し大きめです。腰は四角形にレンガ色をしていて、尾はツバメより太めで長めです。体の下面は薄い褐色で、細い縦斑が多数あります。飛行時、尾が長いことで容易にツバメと区別できますが、翼を広げたまま、尾も拡げ、空中を滑るように飛行する特徴のある飛び方をよく行います。ツバメ同様、空中を飛行する虫を主食にしています。巣は椀型を半分にしたツバメに比べ、徳利形を半分にして天井に付ける形のものをつくります。「ジュリリ ジュリリ チュー」などと聞こえる、ツバメより濁った声を出します。ヨーロッパからアジア、それにアフリカに分布しています。ツバメより熱帯域にすんでいることが多いのですが、アジア東部ではアムール川あたりの緯度にまで分布しています。日本では全国で見ることが出来ますが、関東南部以西でよく見られ、関西以西では多い鳥です。九州では越冬するものもいます。
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