チュウサギ
田んぼが好きな、中くらいの大きさの白いサギ
全長68cm。日本で見られる白鷺(白色をしたサギ)の中では中型の大きさであることからこの名がついています。全身白色で、くちばしは繁殖羽では黒色、非繁殖期は黄色で先端が褐色。「グエッー」と聞こえるしわがれた声で鳴きます。巣は多数の仲間(コサギ、ダイサギ、ゴイサギなど)と集団になって、樹上に巣をつくっているのがよく見られます。池沼、湿地、水田など水辺に生息し、小魚類、カニ類、エビ類、昆虫類など小型の水生動物やバッタ類などを食べています。南アジア、アフリカ、オーストラリアなどに分布・繁殖しています。日本では本州以南に夏鳥として渡来しますが、最近20年本種の個体数は急減しています。本種は淡水域で生活し、干潟など海水域へは出ないことが知られています。
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