ムナグロ
長距離旅行者
名前の由来は夏羽の胸・腹の色から
全長24cm、翼を開くと67cm。全長値が24cmのツグミは翼開長39cm。本種は長距離旅行者のチドリの仲間ですから、とても長い翼をしています。上面は黄褐色と黒褐色のまだら模様で、胸など下面は夏羽では黒色、冬羽ではうすい黄褐色をしています。アジア大陸の極北部(シベリア最北部)で繁殖し、赤道付近の海岸などで越冬しています。日本では春と秋の渡りの季節に通過していきますが、海岸よりも内陸の湿地、湖沼畔、水田などでよく見られます。「ピィ ビョー」とか「キッビョー」と聞こえる声で鳴きます。渡り途中や越冬期は群になっていることが多いようです。海岸の小動物、湿地の昆虫類などを餌にしています。
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