ヤンバルクイナ
沖縄ヤンバル(山原)だけに生息する
飛べない鳥
全長35cm。くちばしと足は赤色。背は暗褐色、胸から腹は白黒の横縞模様がはっきりあります。翼は短いこと、飛んでいる姿の観察例がないことから、移動のためには飛行をしないと考えられており、歩行が主の鳥です。鳴き声は、「コッ コッ コッ」などですが、さえずりは大きな声で「クリャァー クリャァー」「キョキョキョキョー」など。早朝によく鳴いています。1981年に沖縄島北部の常緑広葉樹の森林で発見されました。個体数が少ない上、ハブを食べてくれるのではないかと期待して放したマングースに圧力(マングースの糞のなかにヤンバルクイナの羽が入っていたり、ミミズ類、昆虫類などヤンバルクイナの餌をマングースが食べてしまう)を受けており、生息範囲がどんどん狭められています。そのために、絶滅も危惧されています。
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