ブッポウソウ
鮮やかな美しい鳥で、「森の宝石」と呼ばれる
貝殻や甲虫の羽、プルタブなどの光物コレクター
全長29cm。全身緑色でくちばし、足は赤色、飛ぶと翼に青白色の斑が出ます。日本では夏鳥で、本州、四国、九州で繁殖しています。社寺林など大木のある森にすみ、大木にできる樹洞に営巣します。近年は巣箱を架設し、個体の増加をはかっている地方があります。仏教の聖地の森林で観察され、その姿の美しさから、フクロウの仲間のコノハズクが鳴く「ブッポウソウ(仏法僧)」の声の主と間違われ、霊鳥とされていました。昭和初期になって、声の持ち主はコノハズクであることがわかり、コノハズクが声のブッポウソウとなりました。いっぽう姿のブッポウソウは悪声で、ディズニー漫画のドナルドダックにそっくりという人もいます。また、羽色は派手ですが、色に調和性が無く、美しい鳥といわれることは少ないようです。
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