ツルシギ
ツルのように端整な姿
だけど春は真っ黒け
全長32cm。冬羽は体の上面が淡い灰褐色、下面は白というシギ特有の地味な体色で、夏羽は全体が黒くなります。くちばしが長く、足も長いので、鶴のように端整な姿をしているのでツルシギの名です。ツルシギはハトよりやや小さめで、春秋に渡来する旅鳥ですが、春一番に渡ってくるシギで、しかも圧倒的に春に多く、秋はごく少ししか来ません。海岸や河口の干潟、海岸沿いの水田、池沼に生息、活発に動きまわってえさをさがします。足が長いので水が深いところでもえさをとり、ときには泳ぐこともあります。シギの仲間は世界で86種。その多くは北半球の北部で繁殖し、熱帯から南半球にかけて越冬します。翼は長めで飛翔する力が強く、長距離の渡りをするものが多く見られます。
※当サイトの内容、テキスト、画像、音源等の無断転載・無断使用を禁止します。