ダイシャクシギ
下に曲がった長いくちばしは
カニ採り名人の必須アイテム!
全長60cm。くちばしの長さは20数cmもあります。日本では全国で記録されています。旅鳥ですが、九州の干潟などでは越冬するものも少なくありません。「ホーイーン」とよく通る声で鳴きます。カラスほどもある大型のシギです。くちばしがとても長く下へ湾曲していて、これをねじるように穴に深くさしこんでカニを捕え、足をくわえて左右に振りまわしてはずしたあと、胴体だけ丸呑みにします。足がついたままでは、口にひっかかって呑み込めないからです。北から南へ長い旅を続けるシギの仲間は世界で86種、日本にも50種以上が渡来します。だいたい7月から11月にかけて旅鳥として通過しますが、中には越冬するものや、日本で繁殖するものもいます。多くは渡りのときは大群をつくり、生息場所は海辺、干潟、川岸、河口、沼や水田など、水のあるところです。
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