コジュケイ
大きな声で「チョットコイ!」
呼んでおきながら姿見せず
全長27cm。体は丸っこく、尾は短い。足は太く、しっかりしています。胸は赤褐色で、その中に青灰色の斑があります。本州以南の、冬に積雪の無い、温暖な地方の平地や低山地の人家周辺、農耕地、雑木林などにすんでいます。大きな声で「ビィッググイ ビィッググイ」と何度も繰り返し、さえずります。この声を「チョット コイ」と聞きなすことはよく知られています。中国中南部原産のキジの仲間で、1920年頃に東京・神奈川などで放鳥されたのが最初で、その後は狩猟の獲物として多数が放されてきた、外来種です。「綬」とは勲章に付られている布製の帯のこと。胸に綬を付けたような模様を持つ、ジュケイと呼ぶキジの仲間がおり、それよりも小型であることからコジュケイ。
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