コオリガモ
北国の冬の海に渡ってくる
和名の由来は氷を彷彿とさせる体の色から
全長59cm(オス)、38cm(メス)。日本では冬鳥として、北日本の港、海岸、海上に渡ってきます。北海道と青森県で主に見られます。色、形、声、どれをとっても「海のスター」という人もいます。冬鳥として、北日本の港、海岸、海上に生息。氷の浮く海でも見られますが、北海道では結氷しない地方の海でよく見ることができます。「アオ アオナー」と鳴く独特の声は、いちど聞いたら忘れられません。鳥類の羽は周期的に生えかわりますが、カモ類のオスは年1回、8月後半の短い期間に全身の換羽を一度に行い、その後に越冬地へ渡っていきます。冬の終り頃にオスは換羽し、美しい羽色になります。そして積極的にメスにアピールします。そのやり方は種ごとに型が決まっていて、特徴のある羽の模様などを誇示するように、儀式化されているようです。オスだけの見事な羽毛は、カモ類それぞれに特徴があり、バードウォッチングの楽しさを味わうことができます。
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