キョウジョシギ
赤、黒、白の模様は京女のあでやかさ
全長22cm。シギの中では短い足(赤橙色)をしています。全国で見られますが、本州中部より北でよく見られます。九州ではかなり稀です。春と秋に日本を通過していきますが、だんぜん春に多く通っていきます。春と秋で渡りのルートが違っているようです。このように、一般的には旅鳥ですが、日本の南方では越冬しているものもいます。たくさんいるシギの仲間の中でも、夏羽のときは白・黒・栗色のだんだら模様が、京の女が着る衣裳のような派手な色彩をしているところから「京女(キョウジョ)」シギになったといいます。冬羽は、他のシギのようにずっと地味になります。上にややそりかえったくちばしで海草や小石を掘りかえし、中からとび出す虫などを食べています。
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