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アカショウビン

火の玉が燃えているような朱色の美しい鳥
雨を乞い「キョロロロロ・・・」と鳴く?

全長27cm。全体が鮮やかな赤褐色で、くちばしは目立つ赤色。腰に青色の斑があります。日本では全国で夏鳥で、よく繁った広葉樹林に生息し、枯木などに穴を掘って巣にします。さえずりは「キョロロロロ・・・」とだんだん小さくなる声。うすぐらい深い森の奥で、火の玉が燃えているような、朱色がかった美しい鳥が鳴いています。よくひびく声だけで、その存在がわかりますが、なかなか見つかりません。林にすむカワセミの仲間です。
繁殖期は梅雨時で雨が降りそうな時に鳴くので、雨乞い鳥、水乞い鳥とも呼ばれ、そこからいろいろな伝説が生まれました。「水が欲しいと空に向かって鳴いているのは、悪いことをして水を飲めない罰を受け、ノドが渇いて雨を求めているのだ」とも、「アカショウビンは、実はカワセミが火事にあい、水がなくて体が焼けて赤くなったものだ」とも、「火事で死んだ娘の生まれかわりで、水恋しと泣いているのだ」とも。

全長 27cm
渡り区分 夏鳥

「渡り区分」の種類

環境 河川・湖沼/森林
鳴き声

「鳴き声」の種類

上田秀雄

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