アカエリカイツブリ
北の湖上の浮巣の主
夏には首が赤褐色に
全長47cm。日本では主に冬鳥として、内海、湾、河口、大きな湖沼などに飛来しますが、北海道の湖沼で繁殖するものもいます。留鳥のカイツブリ20cmよりも2倍の大きさです。アカエリは、夏、首の部分が赤褐色になるところからのネーミングで、冬場は全身が暗い褐色です。低く太い大きな声で「エレレレレレ」とさえずります。ヨーロッパ・アジア東北部・アラスカからカナダなど北半球北部で広く繁殖します。水上で生活することが多いカイツブリ類では、羽毛がしっかりしていないために、体温を自分で保てないひなを温めるため背に乗せて泳ぎます。こうした習性は、カイツブリ類の他オオハム類、カモ類、キジ類などで知られています。
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