ウイスキーの貯蔵に使用する樽には、どんな種類がありますか?
ウイスキーの貯蔵に使用する樽は、樽材や大きさによって様々な種類がありますが、サントリーでは大きく分けて5種類の樽を使用しています。
大きさや樽材の樹種や樽の内面処理の方法により、香味や色は異なってきます。
熟成の速度や質に影響するのが大きさ。小さいほど熟成が早く、樽材からの影響(木香)が強く出ます。
色と香りに現れるのが樽内面の焼き方。強く焦がすと色も樽香も濃く、弱いと色は淡く樽香も弱くなります。
5種類の樽とは、
「バーレル(容量180L:最大径65cm、長さ86cm)」
内側を強く焼き、バーボンの熟成に1回使用した樽。
「ホッグスヘッド(容量230L:最大径72cm、長さ82cm)」
バーレルを一旦解体した側板を活用し、大きい鏡板を使った樽。
「パンチョン(容量480L:最大径96cm、長さ107cm)」
ずんぐりした形が特徴。北米産ホワイトオークの柾目板だけを厳選して使用。
「シェリー樽(容量480L:最大径89cm、長さ128cm)」
サントリーではスペインでシェリーの貯蔵用につくられ、使われてきたスパニッシュオークの樽を使用。
「ミズナラ樽」
樽材に日本産オーク(ミズナラ)を使用。長期熟成により、伽羅(きゃら)の香りとも白檀(びゃくだん)の香りともたとえられる独特の熟成香を身につけます。
ミズナラ樽は、オリエンタルなウイスキーを育む、日本ならではの貯蔵樽です。
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