缶ビールを落としたら、缶が膨れたり、穴が開いて中味が漏れたりしてしまいました。なぜですか?
缶ビールや缶チューハイなどの炭酸入り商品は、通常のお取り扱いに耐える強度を保っていますが、落下した際に床などに当たった衝撃で、膨らみなどの変形が生じることがあります。また、缶の厚みは、最も薄い部分で0.1㎜と非常に薄く、衝撃で穴や亀裂ができたりすることがあります。
◆変形した(膨らんだ)缶のふた・缶底
中味の入っている缶が落下し床などに当たった場合、「慣性の法則」により容器は停止しますが、中味液はそのまま落下し続けようとし、缶蓋や缶底に強い衝撃が加わるため、膨らみなどの変形が生じることがあります。このような現象をバックリング現象といいます。
また、アルミ缶は、資源の有効利用や環境への配慮のため、最も薄い部分で0.1mm(=コピー用紙1~2枚程度)です。そのため「落とす」「何かにぶつける」などの衝撃によって変形・破損する場合があります。
例えば、テーブルの角に軽く当たって亀裂が生じる場合もありますし、わずか20cmの高さから落ちても、小石や突起物との接触でも破損する場合があります。
一見硬く、丈夫そうに見える缶ですが、お取り扱いにはご注意ください。
◆衝撃をうけた缶の様子
※参考:ビール酒造組合「なんでもQ&A」
缶ビールを20~30センチの高さから誤って床に落としたら、突然噴き出した。お店で買った缶ビールを、自転車のかごに入れて家に帰ったら、漏れていた。<関連Q&A>
缶を取り扱う時、注意することはありますか?段ボール箱を開けたら、缶がほとんど変形していました。なぜですか?ケースの中に、栓を開けていないのに中味の少ない缶が入っていました。どうしてですか?
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